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雪の轍 [DVD]
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フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | ヌリ・ビルゲ・ジェイラン, デメット・アクバァ, ハルク・ビルギネル, メリサ・ソゼン, ネジャット・イシレル |
言語 | トルコ語 |
稼働時間 | 3 時間 16 分 |
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商品の説明
愛すること、赦すこと―
もがきながらも探し続ける、魂の雪解け。
★第67回カンヌ国際映画祭パルム・ドール大賞・国際映画批評家連盟賞受賞!
ジャン=リュック・ゴダール『さらば、愛の言葉よ』、ベネット・ミラー『フォクスキャッチャー』、グザヴィエ・ドラン『Mommy/マミー』を抑え、カンヌ国際映画祭最高賞受賞!
ジャ・ジャンク―、ウィレム・デフォー、ソフィア・コッポラ、ニコラス・ウィンディング・レフンら名だたる映画人が絶賛!
★カンヌ映画祭で2度のグランプリと監督賞を手にしたトルコ映画界の巨匠・ジェイラン監督作品、初の日本劇場公開!
『昔々、アナトリアで』、『冬の街』でカンヌのグランプリ、『Three Monkeys~愚かなる連鎖~』で監督賞を受賞し、本作で満を持して最高賞を受賞したトルコを代表する監督・ヌリ・ビルゲ・ジェイラン。
ついに初めて、日本で劇場公開された。
★美しいカッパドキアの風景を舞台に繰り広げられる、愛すること、赦すこと・・・人間の心の底を描く濃密で深淵なるドラマ
善き人であること、人を赦すこと、豊かさとは、人生とは何か?他人を愛することはできるのか―。
濃密な会話劇の中で、人間の心の秘められた部分がえぐり出されていく。
【ストーリー】
カッパドキアで洞窟ホテルのオーナーとして裕福に暮らす元舞台俳優のアイドゥン。
しかし、若く美しい妻との関係はうまくいかず、離婚して戻ってきた妹ともぎくしゃくしている。
さらに家を貸していた一家からは家賃を滞納された挙句に思わぬ恨みを買ってしまう。
何もかもがうまくいかないまま、やがて季節は冬になり、降りしきる雪がホテルを覆い尽くす。
客もいなくなり、閉じ込められた彼らは、互いに鬱屈した心の内をさらけ出していく。
しかし、会話を重ねるたびに、すれ違っていく彼らの心。
やがて、アイドゥンはある決意をする。
果たして、彼らに春は訪れるのだろうか―。
登録情報
- アスペクト比 : 2.35:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : トルコ語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 40 g
- EAN : 4988111249319
- 監督 : ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 3 時間 16 分
- 発売日 : 2016/1/29
- 出演 : ハルク・ビルギネル, メリサ・ソゼン, デメット・アクバァ, ネジャット・イシレル
- 字幕: : 日本語
- 言語 : トルコ語 (Dolby Digital 5.1), トルコ語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : KADOKAWA / 角川書店
- ASIN : B017WC68KO
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 10,067位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 845位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
元俳優のアイドゥン、妻ニハル、出戻りの妹ネジラ、
それぞれ考えや理想がまったく異なるので、
議論がすれ違い、いつもでたっても結論に達しない。
そればかりか議論のたびに、ますます溝が深まっていくように見える。
最後に認めはするが、慈善活動を徹底的に否定し、妻を傷つけるシーンで
ひとつの山を迎える。
教師に対する嫉妬から、あれこれ理屈っぽい難癖をつけているとしか
思えなかったが...
しかし彼女の博愛も正しくはない。
ふたつめの山、ニハルが借主に大金を与え、
イスマイルがそれをくべる場面でいっそう明らかになる。
そのようないわれのないものを受け取るなど、
彼の自尊心が許さないのは当然と言える。
ニハルの善意は完全に行きすぎである。
ラストシーンで主人公は妻に寄り添おうとするけれども、
ニハルは許さないのではないだろうか。
強い自我のため、各人物が孤立を余儀なくされるさまを、
寒々とした風景の中に収めたなかなかの佳作。
先にレビューを見てしまったので違うこと書きます。
この映画は見る年代や経験などで様々な見方になってしまう映画だと思いました。
私は主人公を肯定します。
井の中の蛙ではない人を知らないからです。
逆に年配になればなるほどそうなると思います。
貧乏な生活の中では自分のことしか目に入らないし、
他人への攻撃も、身の程知らずも、ちゃぶ台返しが簡単にできるのも逆に貧乏人の特権のように思います。
そして貧乏を知ることのない人は、決して貧乏人の気持ちには理解も共感も出来ないと思います。
そして追い込まれた貧乏人には正論はもちろん優しさも攻撃としか映らない。というようなことを美しい景色の中で繰り広げられていています。
シューベルトの晩年の曲を繰り返し流しているので、主人公が晩年少しずつ悔い改めていく様を描いた映画かもしれません。
カンヌ国際映画祭
パルム・ドール賞受賞とのことで
とても評価が高く、それゆえ観ましたが
トルコ映画としては私ははじめての作品でした。
他のレビュアさんも書いてますが、妻や妹との会話が痛いほど刺さる映画です。
観ていて、心理的な体力を消耗します。
娯楽映画とか、感動映画を期待するとかなり違うので注意が必要です。
日本の本作公式ページにも、著名人の本作に対する
おすすめコメントが掲載されてますが
みなさん文化人って感じで、
「娯楽映画というより芸術映画ですよ」といった
雰囲気を醸し出してます。
風景はきれいなのですが、登場人物の会話が
お互いを傷つけあっているので聞いていてツライです。
その会話も、良く出来ていて
文化的な分析を行うのであれば
また、人間ドラマとして客観的に観るのであれば
「面白い」ということにはなるのでしょう。
ただ、このような会話が自分の身の回りで
展開されてたら、自分事ではないにせよ
疲れてしまいます。
人生を考えるような映画なので
気軽に楽しむ感じではなかったです。
内容は良かったです。
時間を確保し、精神的な余裕を持ってご鑑賞ください。
通常の映画では物語の意図を汲んだ極端・強調された登場人物が観る側の物差しとなって無駄なシーンやセリフも無く効率よく物語を進行させていきます。
そして観る側は何か(誰か)を軸にして物語に身をあずけようとします(なるべく物語を有利に運ぶ方に肩入れしていく感じですね)
それが「登場人物に共感できる・できない」という判断と感想につながると思います。
しかしこの映画には身をあずけ共感できる(肩入れできる)登場人物がいないのではないでしょうか?
それはこの映画の登場人物は観る側と同じ「人間」として描かれているからだと感じました。
なのでこの映画の登場人物は観る側と同じ「正」の部分と「負」の部分を両方をさらけだしてきます
物語を成立させるための役割を担っているのではない登場人物の「あいまい」さは人間味があります。
映画の内容も何か中心の問題が収束していくわけでも、誰かの大きな成長があるわけでもありません
観る側の私達と同じ日々の中で少しづつ状況と心境の変化が起こっていくだけです
何か根本の問題が解決することもないので、すっきりしない映画でもあります。
長尺映画はしんどいですが長尺をになうちょっとしたシーンが物語に厚みをあたえてくれるますね。
あとこの映画には一般の日本人が夫婦の観光客役で出演しています
映画の中でほっこりできるシーンなので印象にのこりますね。
カンヌ映画祭パルムドール受賞効果もあって、彼の作品が日本で劇場公開されるのは、
本作が初めてになります。
前作の「スリー・モンキーズ」「昔々、アナトリアで」はビデオ化されていて観る機会を得ましたが、
人間の内面を抉り出すような重厚で寡黙な心理描写が特徴で、本作が3時間を超える長尺だと知って、
最後まで緊張感を保てるのか不安を抱えながら、身構えて観賞したのですが、これが意外や意外、
登場人物たちが鬱積していた負の感情を爆発させて、互いを罵り合うダイアローグ劇になっていて、
果てしなく続く言葉のバトルは、さながらアクション映画の銃撃戦を見ているような面白さです。
作品の原案になったのはチェーホフの短編「妻」で、親からの資産を受け継いで、
世界遺産カッパドキアを見渡すホテル経営や貸家収入で、悠々自適に暮らしている主人公が、
気難しやでエゴイストで人間嫌いな性格が災いして、妻や妹に軽蔑され、家賃を滞納している
賃借人に憎悪されて孤立して行く話ですが、現実を直視せず、インターネットのコラム連載等
その小さな王国の中で裸の王様である事に気付かずに満足している姿を通して、
血の通わなくなったコミュニケーション手段に毒されている現代人を痛烈に批判しています。
暗い室内での会話がメインなので、演劇っぽいアプローチになっていますが、映画としての
体裁を保っているのは、口直しに挿入される、圧倒的な世界遺産カッパドキアの景観で、
主人公の卑小さを、より鮮明に表現する効果を上げています。
起伏が無く事件性も無い展開の割に重厚なストーリー性が鎮座していて、当初は及び腰だった長尺も気にならず、一気に最後まで引き付けられたのには驚きました。
本質を捉えられたとは思っていませんが、分かったのは金に関するいざこざの様に見えて、実は人間性をテーマにしている事です。
その張本人アイドゥンですが、家賃を滞納する男に前科者と言う事で法的措置を取る冷淡さを見せ、あるいは彼の弟?のハムディ導師には宗教に対する偏見から嫌悪し、出戻りの妹の悩みには聞く耳も持たず、さらには慈善活動に勤しむ美人妻には偽善だと突き放します。
【ネタバレ】
イスタンブールへ行くなどとうそぶいて、本心は妻を愛している為結局は戻って来るアイドゥンと、善意の大金を燃やされ、活動を見つめ直すニハル。静かなハッピーエンドと言った感じでした。
見た時間が無駄だった。
亡父が一度探検に出かけていたことがあり、幼い頃から写真等を目にしているところです。
映像画面は大層細やかで、そして、そこに住む人の家の内外まで映し出されていたので、私は初めて生活感が感じ取れました。
映画のお話は、少し離れつつある主人公夫妻の心の間にある壁が取り払われるか否か、夫がある賭けに出るのですが、それが本人たちに、また周囲の人たちに、どのような波紋を投げかけることになるのか、という実験的契機がポイントです。
3時間を超える作品ですので、ある人物のセリフに対して別の人物がどうしてそのようなことを言うことになるのか、一応因果はわかる仕掛けになっています。
主人公は元役者という設定です。役者が役者を演じています。ブレンデルのピアノも美しく、カッパドキアに雪がまだ降らない頃から雪が降り積もるまでの時間の変化が、とても静かで美しいな、と思いました。