ハプスブルク家のマクシミリアンがメキシコ皇帝として在位していた1866年。風
来坊のベン・トレーン (ゲイリー・クーパー) と早撃ちのならず者ジョー・エリン
(バート・ランカスター) は、フランスに帰国するマリー・デュバル伯爵夫人の護
衛役を引き受ける。一行には、アンリ・ド・ラボルデール侯爵 (シーザー・ロメロ)
も若干の騎兵を連れて同行するが、伯爵夫人の馬車には300万ドルもの金貨が隠さ
れていた。この金貨をめぐって、ベン、ジョー、伯爵夫人、侯爵、メキシコの革命
勢力が三つ巴の争奪戦を繰り広げる。
この映画は、バート・ランカスターの存在感がすごい。にたりと笑う顔がなんとも
不気味。身のこなしも軽い。こんな男に狙われたら、命がいくつあっても足りない。
ゲイリー・クーパーは南北戦争で財産をなくした元南軍将校の役どころ。どんな事
態もうまく切り抜ける切れ者。ベンとジョーは反発しながらも協力して革命勢力の
襲撃をかわしてゆくのだが...
この BD の画質は許容範囲だが、DVDがワンコイン価格なので、3倍の値段を払っ
てまで買う必要はなさそう。登録情報によると、言語:英語、字幕:日本語、英語
となっているが、英語の字幕はない。今どきの BD にしては言語の設定がお粗末だ
が、映画自体は見せ場が多く、おもしろい。
ヴェラクルス [DVD]
フォーマット | 色, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | ゲーリー・クーパー, デニーズ・ダーセル, バート・ランカスター, ロバート・アルドリッチ |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 1 時間 34 分 |
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商品の説明
レビュー
製作: ジェイムズ・ヒル 監督: ロバート・アルドリッチ 原作: ボーデン・チェイス 出演: ゲイリー・クーパー/バート・ランカスター/ロバート・ライアン/デニーズ・ダーセル
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 2.35:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語
- EAN : 4988142195227
- 監督 : ロバート・アルドリッチ
- メディア形式 : 色, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 34 分
- 発売日 : 2004/5/21
- 出演 : ゲーリー・クーパー, バート・ランカスター, デニーズ・ダーセル
- 字幕: : 日本語, 英語
- 販売元 : 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
- ASIN : B0001ZX1FU
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 172,130位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,018位外国の西部劇映画
- - 13,326位外国のアクション映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2021年8月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
バート・ランカスターがゲーリー・クーパーを食っていたというのは、そうだなという印象。中盤以降、冗長な感じがしました。
2015年12月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
半世紀以上も前に見た西部劇で今もあるだろうかと探してみたらアマゾンにDVDとなってあった。
この映画自体は普通の西部劇であるがゲーリー・クーパーとバート・ランカスターの二大スターの
競演ということでインパクトの大きい西部劇である。
この珍しい二大スターの競演は私の知る限りではこれしかなく西部劇ファンには印象に残る一本である。
この映画自体は普通の西部劇であるがゲーリー・クーパーとバート・ランカスターの二大スターの
競演ということでインパクトの大きい西部劇である。
この珍しい二大スターの競演は私の知る限りではこれしかなく西部劇ファンには印象に残る一本である。
2024年4月9日に日本でレビュー済み
これって名作と言えるのかね?私は乗れませんでした。アルドリッチ(オルドリッチ)監督作としては手際が悪いんじゃないのかね?アーネスト・ボーグナインやチャールズ・ブロンソンの若い顔が見られるのは良かったが。
2012年11月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
シアターN渋谷のクロージング上映で開催されている『カリフォルニア・ドールズ』『合衆国最後の日』を鑑賞して、久々にアルドリッチ魂に火がついてしまった。
子どもの頃に本作『ヴェラクルス』はテレビの洋画劇場で観ているのだが、よくよく監督名や主演俳優などを意識していなかった時代なので、はっきりいって『リオ・ブラボー』や『エル・ドラド』あたりと記憶が混在したままロクに再見していなかったし、ストーリーもほとんど忘れてしまっていたため、初見に近い新鮮さですっかり楽しんでしまった。というか、'50年代の映画とは思えないパワフルでダイナミズム溢れる演出にすっかり興奮してしまった。いや〜、面白かった。これが映画だ!
1866年、内乱渦巻くメキシコ。ひょんなことから出会った二人のガンマン、南軍の将校くずれで朴訥・生真面目なベンジャミン・トレイン(ゲイリー・クーパー)と、狡猾なならず者のジョー・エリン(バート・ランカスター)。二人は皇帝マクシミリアン配下のド・ラボルデール公爵(シーザー・ロメロ)に、伯爵令嬢マリー・デュヴァル(デニース・ダーゼル)の馬車を、港町ヴェラクルスまで護衛する仕事を依頼される。しかし、その仕事には裏があった・・・。馬車には、大量の黄金が積まれていたのだ。日増しに勢力を強めていく反皇帝派に対して、ヨーロッパからの援軍を求めるための資金なのだが、女狐マリーは黄金の横取りを目論み、ベンとジョーの二人に協力を持ちかける。そして、キナ臭ささをいち早く察した公爵もまた計略を図る・・・。戦火の渦巻くメキシコを舞台に、騙し騙されつ、クセ者たちの裏のかき合いが展開する!
とにかく、開巻から出し惜しみなしのアイディア、活劇の連続。生真面目なゲイリー・クーパーのキャラクターに対して、ずる賢く残忍なバート・ランカスターのガンマンぶりが秀逸で、この時代のアメリカ映画としては、主役にこういうキャラクターを持ってきたのはかなり斬新な発想だったのではないかと思う。他のレビューで、レオーネ映画への影響を言及されている方がいたが、全く同感。隙あらば相手を出し抜こうとするキャラクターたちの行動、ダイナミックなカメラワーク(ランカスターの頭ごしに、建物の屋根の上に反勢力の兵士たちが次々と立ち並んでいく様子を回り込みで見せるカッコ良さ!)、マクシミリン皇帝の夜会で銃の腕を競い合うシーンで、ランカスターが撃った篝火を、空中でさらにクーパーが狙い撃ちするシーンは、『夕陽のガンマン』の帽子の撃ち合いのシーンを髣髴とさせる。ランカスターが乗る馬の馬具が、今で言うシルバー・アクセ的な(笑)派手な飾り付けでピカピカしているところは、『ミスター・ノーボディ』に受け継がれて(?)いるのでは。レオーネは'50年代のアメリカ映画から強い影響を受けていて、アルドリッチも敬愛する監督の一人として名を挙げているので、これは間違いないだろう。アルドリッチ研究家でもある遠山純生氏も、後のペキンパー映画やマカロニウェスタンに多大な影響を与えた可能性を指摘されている。
メキシコのピラミッドを背景に行く幌馬車隊という、他の西部劇では見ることができない実にエキゾチックな画に始まり、バート・ランカスターの、相手の虚を突く華麗なガンプレイ、内戦状態の中での金塊輸送と、その奪い合いに似つかわしいドンパチとアクションの見せ場の連続。特に、クライマックスのヴェラクルスの要塞で展開する反皇帝派との攻防戦は、ガトリング砲もしっかり登場してアクション映画好きを泣かせてくれる。
まだ下積み時代のC.ブロンソン、またA.ボーグナインなどの顔が見れるのも嬉しい。
ところで、本作の舞台となった時代を、メキシコ革命と混同されている方も多いようなので、その辺をちょっと補足。19世紀中葉のメキシコは、自由主義派と保守派による内戦状態が続き、'61年に自由主義のファレス大統領が一旦メキシコシティを掌握するものの、財政は破綻状態。債務利子の当面支払い停止を宣言し、憤慨した債権国の英・仏・西は軍事介入する。中でもメキシコを手中にする野心満々だったフランス皇帝ナポレオン三世は'62年、4万もの軍勢を派遣。保守派と手を結び、オーストリア皇帝の弟、フェルディナンド・マクシミリアン大公をメキシコ皇帝に擁立する。仏・保守派連合の攻勢に一旦は都落ちしたファレスだったが、'65年に南北戦争が終結したアメリカの支援を受け、勢力を回復。折りしもヨーロッパでは普墺戦争、普仏戦争と続き、ナポレオン三世はメキシコ駐留軍を次々と撤退。頼みの綱を失った皇帝側は、迫り来るファレス自由主義軍の前に風前のともし火となっていた・・・。そんな時代を舞台にした、血沸き肉踊る活劇なのである。
いわゆる、パンチョ・ビラで知られるメキシコ革命は1910年以降、20世紀に入ってからの出来事であります。
子どもの頃に本作『ヴェラクルス』はテレビの洋画劇場で観ているのだが、よくよく監督名や主演俳優などを意識していなかった時代なので、はっきりいって『リオ・ブラボー』や『エル・ドラド』あたりと記憶が混在したままロクに再見していなかったし、ストーリーもほとんど忘れてしまっていたため、初見に近い新鮮さですっかり楽しんでしまった。というか、'50年代の映画とは思えないパワフルでダイナミズム溢れる演出にすっかり興奮してしまった。いや〜、面白かった。これが映画だ!
1866年、内乱渦巻くメキシコ。ひょんなことから出会った二人のガンマン、南軍の将校くずれで朴訥・生真面目なベンジャミン・トレイン(ゲイリー・クーパー)と、狡猾なならず者のジョー・エリン(バート・ランカスター)。二人は皇帝マクシミリアン配下のド・ラボルデール公爵(シーザー・ロメロ)に、伯爵令嬢マリー・デュヴァル(デニース・ダーゼル)の馬車を、港町ヴェラクルスまで護衛する仕事を依頼される。しかし、その仕事には裏があった・・・。馬車には、大量の黄金が積まれていたのだ。日増しに勢力を強めていく反皇帝派に対して、ヨーロッパからの援軍を求めるための資金なのだが、女狐マリーは黄金の横取りを目論み、ベンとジョーの二人に協力を持ちかける。そして、キナ臭ささをいち早く察した公爵もまた計略を図る・・・。戦火の渦巻くメキシコを舞台に、騙し騙されつ、クセ者たちの裏のかき合いが展開する!
とにかく、開巻から出し惜しみなしのアイディア、活劇の連続。生真面目なゲイリー・クーパーのキャラクターに対して、ずる賢く残忍なバート・ランカスターのガンマンぶりが秀逸で、この時代のアメリカ映画としては、主役にこういうキャラクターを持ってきたのはかなり斬新な発想だったのではないかと思う。他のレビューで、レオーネ映画への影響を言及されている方がいたが、全く同感。隙あらば相手を出し抜こうとするキャラクターたちの行動、ダイナミックなカメラワーク(ランカスターの頭ごしに、建物の屋根の上に反勢力の兵士たちが次々と立ち並んでいく様子を回り込みで見せるカッコ良さ!)、マクシミリン皇帝の夜会で銃の腕を競い合うシーンで、ランカスターが撃った篝火を、空中でさらにクーパーが狙い撃ちするシーンは、『夕陽のガンマン』の帽子の撃ち合いのシーンを髣髴とさせる。ランカスターが乗る馬の馬具が、今で言うシルバー・アクセ的な(笑)派手な飾り付けでピカピカしているところは、『ミスター・ノーボディ』に受け継がれて(?)いるのでは。レオーネは'50年代のアメリカ映画から強い影響を受けていて、アルドリッチも敬愛する監督の一人として名を挙げているので、これは間違いないだろう。アルドリッチ研究家でもある遠山純生氏も、後のペキンパー映画やマカロニウェスタンに多大な影響を与えた可能性を指摘されている。
メキシコのピラミッドを背景に行く幌馬車隊という、他の西部劇では見ることができない実にエキゾチックな画に始まり、バート・ランカスターの、相手の虚を突く華麗なガンプレイ、内戦状態の中での金塊輸送と、その奪い合いに似つかわしいドンパチとアクションの見せ場の連続。特に、クライマックスのヴェラクルスの要塞で展開する反皇帝派との攻防戦は、ガトリング砲もしっかり登場してアクション映画好きを泣かせてくれる。
まだ下積み時代のC.ブロンソン、またA.ボーグナインなどの顔が見れるのも嬉しい。
ところで、本作の舞台となった時代を、メキシコ革命と混同されている方も多いようなので、その辺をちょっと補足。19世紀中葉のメキシコは、自由主義派と保守派による内戦状態が続き、'61年に自由主義のファレス大統領が一旦メキシコシティを掌握するものの、財政は破綻状態。債務利子の当面支払い停止を宣言し、憤慨した債権国の英・仏・西は軍事介入する。中でもメキシコを手中にする野心満々だったフランス皇帝ナポレオン三世は'62年、4万もの軍勢を派遣。保守派と手を結び、オーストリア皇帝の弟、フェルディナンド・マクシミリアン大公をメキシコ皇帝に擁立する。仏・保守派連合の攻勢に一旦は都落ちしたファレスだったが、'65年に南北戦争が終結したアメリカの支援を受け、勢力を回復。折りしもヨーロッパでは普墺戦争、普仏戦争と続き、ナポレオン三世はメキシコ駐留軍を次々と撤退。頼みの綱を失った皇帝側は、迫り来るファレス自由主義軍の前に風前のともし火となっていた・・・。そんな時代を舞台にした、血沸き肉踊る活劇なのである。
いわゆる、パンチョ・ビラで知られるメキシコ革命は1910年以降、20世紀に入ってからの出来事であります。
2016年8月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
値段も適切で期待以上に良かった、ただブルーレイの作品がまだまだ少ないです。
2006年3月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦争映画の傑作「攻撃」や「特攻大作戦」を撮った男性的アクションものを得意とするロバート・アルドリッチ監督が、
紳士的なクーパーと野獣のようなランカスターが出会い、認め合い、決闘に至るまでをメキシコ革命を舞台に最後まで
飽きさせないで魅せてくれるA級西部劇。
脇役にチャールズ・ブロンソンやアーネスト・ボーグナイン、イーライ・ウォーラックらの曲者を配しながらクーパーと
ランカスターという二大スターの前では殆ど印象に残らない。
中盤でランカスターがクーパーに向かって「お前が初めての友だちだから」というセリフは胸にグッとくる。
決闘のあと、倒れたランカスターの顔を覗き込むクーパーの目に光るものがあるように見えるが果たして泣いているのか気になる。
紳士的なクーパーと野獣のようなランカスターが出会い、認め合い、決闘に至るまでをメキシコ革命を舞台に最後まで
飽きさせないで魅せてくれるA級西部劇。
脇役にチャールズ・ブロンソンやアーネスト・ボーグナイン、イーライ・ウォーラックらの曲者を配しながらクーパーと
ランカスターという二大スターの前では殆ど印象に残らない。
中盤でランカスターがクーパーに向かって「お前が初めての友だちだから」というセリフは胸にグッとくる。
決闘のあと、倒れたランカスターの顔を覗き込むクーパーの目に光るものがあるように見えるが果たして泣いているのか気になる。