壮絶な闘いの末、運命を受け入れて行く母親。
避けられないと分かっていても、
子供には受け入れ難い最愛の母の死。
悪夢と空想の狭間で怪物が語る三つの物語。
そして四つ目に少年が語る真実とは …。
怪物は創造物 ? イチイの木の精霊 ?
それとも、肉親との辛い別れと直面する子供の前に現れるのか ?
怪物はなぜこうも少年コナーを追い詰めて行くのか ?
コナーは大丈夫、きっと乗り越えられる …
そんなラスト、彼と共に観客もある真実に辿り着く。
母親自身が思い出中に描き残していたもの。
『ママ (彼女) も少女だったある日 … 出会っていたのかも』
その瞬間、何気なく飾られていた写真の一つを思い出した。
そういうことなの ! ! ?
なんて深い愛と死の物語なのだろう。
大人も心震えるファンタジー。