私にとってモンキーズはビートルズ以上の存在でした。小学生の時にTVショーで見て以来ずっとファンで、今でも彼らの曲は最高だと思っています。当時少ない小遣いでレコードを買って、擦り切れるまで聞いていた頃を思い出します。HEAD!のサントラ盤も、歌詞も台詞も全部覚えてしまうほど夢中になったものです。その後、リバイバルブームの時にビデオ買って、それからCDも全て集めて…。
なのに、このDVDでは『こんなんじゃない!』という感じしかしなくて、何とも淋しい思いを味わいました。
やはり、私にとってモンキーズは能天気に陽気で明るくてハシャギまくっていて欲しいのです。曲は今でもそらで歌えるほど好きな曲ばかりだし、アイドルを脱皮しようとあがいている姿も懐かしいけれど、サイケデリックやベトナム戦争や哲学までゴチャゴチャにしてしまって、本当にこんな映画を作りたかったのと、彼らに聞いてみたいような気がしました。でもいつかまた見るだろうな…。