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アンナ・カレーニナ ヴロンスキーの物語 [DVD]
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フォーマット | ドルビー, 色, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | カレン・シャフナザーロフ, マクシム・マトヴェーエフ, エリザヴェータ・ボヤルスカヤ, ヴィタリー・キシュチェンコ |
言語 | ロシア語 |
稼働時間 | 2 時間 18 分 |
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商品の説明
広大なロシアを舞台に描く文芸大作! 2018~19年劇場公開
●劇場公開
2018-19年、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル梅田他全国30館以上で劇場公開
●受賞
ゴールデン・イーグル賞最優秀美術賞、ロシア映画批評家協会賞最優秀音楽賞
●カレン・シャフナザーロフ監督
ソ連時代の反体制的で不条理な傑作『ゼロ・シティ』から近年は『ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火』などの大作まで手掛け、モスフィルムのCEOでもあるロシア映画界を代表する重鎮。
●配役
アンナとヴロンスキー役にロシアの人気俳優カップル、エリザヴェータ・ボヤルスカヤ(『提督の戦艦』『ヒトラー ~最期の12日間~』)とマクシム・マトヴェーエフ(『オーガストウォーズ』)、アンナの夫カレーニン役には、実力俳優ヴィタリー・キシュチェンコ(『ホワイトタイガー ナチス極秘戦争・宿命の砲火』『マチルダ』)を起用。
●評
・自信に満ち、強さを備えつつもいつの間にか壊れていくボヤルスカヤのアンナは新鮮で現代的だ。上田洋子(ロシア文学者)
【ストーリー】
日露戦争の時代、1904年。セルゲイ・カレーニンは満州の戦地で、ある大佐に出会う。彼の名はアレクセイ・ヴロンスキー。彼こそセルゲイの母アンナを死に追いやった男だった。
ヴロンスキーは言う、「人は記憶をねつ造する。愛の真実は無数にある」。1872年の冬モスクワ駅で、若きヴロンスキーは、政府高官カレーニンの妻アンナ・カレーニナに出会う。二人は許されないと知りつつ燃え上がる恋に溺れていった、やがて訪れる悲劇も知らず・・・。
はたしてヴロンスキーにとってのアンナの真実とは?
■出演者プロフィール
エリザヴェータ・ボヤルスカヤ・・・1985年サンクト・ペテルブルク生まれ。両親ともに俳優。2006年から役者として活動し、2007年、サンクト・ペテルブルクの芸術アカデミーを卒業。2017年、本作のTVシリーズ版でもアンナ・カレーニナ役を務める。主な映画出演作に『提督の戦艦』(2008年/DVDのみ発売)、『ヒトラー ~最期の12日間~』(2004年)等。抜群の演技力と美貌で、複数のTVシリーズでも主演を務める他、声優としても活躍する。ヴロンスキー役のマクシム・マトヴェーエフとはプライベートにおいて夫婦である。
マクシム・マトヴェーエフ・・・1982年生まれ。2006年からモスクワ芸術座の舞台に立つ。本作のTVシリーズでも主演ヴロンスキー伯爵役を務める。主な映画出演作に『オーガストウォーズ』(2012年)等。他TVシリーズ「ドストエフスキーの悪霊」(2014年/DVDのみ発売)「タイム・ハンターズ 19世紀の海賊と謎の古文書」(2013年/DVDのみ発売)等。
音声言語:ロシア語/字幕あり
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語 : ロシア語
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 100 g
- EAN : 4511749803181
- 監督 : カレン・シャフナザーロフ
- メディア形式 : ドルビー, 色, ワイドスクリーン
- 時間 : 2 時間 18 分
- 発売日 : 2019/7/5
- 出演 : エリザヴェータ・ボヤルスカヤ, マクシム・マトヴェーエフ, ヴィタリー・キシュチェンコ
- 字幕: : 日本語
- 言語 : ロシア語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : オンリー・ハーツ
- ASIN : B07Q5FXMLT
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 83,756位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 7,798位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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また、ロシア文学に触れるために、
『アンナ・カレ―ニナ』の映像化作品は、既に3作品鑑賞している。
最も共感したのはソフィ―・マルソーが演じたアンナであった。
4作品目の鑑賞となる、本作品は劇場で鑑賞。
深く余韻が残り、DVDも購入。
ロシア語の響きが、残響となっても尚、
馥郁たる香のような映像化作品である。
そして、時代に生きる人物描写に優れた心理ドラマとして、
恋愛映画以上の奥行きを伝える、
優秀作品である。
特筆すべきは、アンナの夫カレ―ニン伯爵役ヴィタリ―・キシュチェンコ氏の演技。
“不倫ドラマの敵役としてでなく、
誇り高き軍人として、
また息子を見守る父として実に的確に演じた。”
(田中 千世子、劇場用映画パンフレットより)
非常に自然な演技をするロシア人俳優陣。
“シャフナザ―ロフ監督は、演技の指示はせず、
俳優に演技をさせます。
俳優がその役の人物にどういうイメージを持っているか、
どのような共感を抱いているか、
そしてどう具象化していくか、
それを見ながら監督は考えます。
それをじっくりやるので、
俳優の方もスイッチが入る。
それから撮影が始まる。
監督はいろんなことを探っていきます。とても心をそそられる手法です。
たとえばあるシ―ンが終わりまでいってから、
別のやり方でもう一度やり直したりもします。
すると登場人物の見え方も変わってくる。
模索しながら進む。
まさに創造の作業です。
俳優の仕事の幸せもここにあります。”
(ヴィタリ―・キシュチェンコさん インタビュー/インタビュアー 田中千世子、劇場用映画パンフレットより)
人妻にとって恋慕の告白など、
降りかかる災難のようなものといったアンナの後ろ姿の演技。
お祓いしたいような気分に見えたのだが、原作の描写は違う。
主演エリザヴェ―タ・ボヤルスカヤは、21世紀の映画作品で、
現代的な眼差しのアンナを創出。
しかし、現代日本人の私は、
原作の時代設定当時のロシア貴族の人々と接したことがないため、
現代的とは何を指すか、判然としない。
しかも、主演女優より、
ヴロンスキ―の母堂役の女優の方が、
美女に見えたりする。
ヘアメイクや衣装の着こなしが要因だろうか。
私の美的感覚の幅が狭いのかもしれない。
社交界の風当たりの強さを示すオペラ観劇の場面では、
ベッリーニ作曲〈ノルマ〉から「清らかな女神」を歌手が唱う舞台が、
撮影されていた。
“最も凝ったのは照明灯だったと監督は語っている”(解説、劇場用映画パンフレットより)とある通り、
蝋燭の明かりで敢行された撮影は、
絵画芸術の幻想性をもつ映像と選曲により、
音楽効果は深奥に作用するものであった。
劇場観賞後も、一観客の私は、
この曲と一緒に帰宅した。
アンナの演技設計に興味を持ち、
邦訳原作本を入手。
残念ながら、部分読みであるが、
巻末の解説に得心。
“…一八七二年には、顔見知りの隣家のアンナ・ピロゴワという女性が、
内縁の夫に裏切られて鉄道自殺するという事件があり、
トルストイはその死体を実際に目にしています。
アンナという名前の一致からしても、
鉄道自殺という設定にしても、
トルストイがこの身近な死から強いインスピレーションを受けたのは間違いなさそうです。”
(望月哲男訳『アンナ・カレ―ニナ』)
文豪トルストイの才能を感じた冒頭に回帰する。
“幸せな家族はどれもみな同じようにみえるが、
不幸な家族にはそれぞれの不幸の形がある。”
(望月哲男訳『アンナ・カレ―ニナ』)
旧ソ連時代にシベリア鉄道で旅した、
フランス語言語学者だった亡実父の盆供養に。
この作品のようにヴロンスキーの回想という形のものはなかったように思います。
クリミア戦争では死ななかったヴロンスキーが日露戦争に従軍して負傷し、
そこで軍医となったセリョージャに出会う、というちょっとびっくりするような物語ですが、
彼の回想でアンナとの情事、そしてそれに次ぐ悲劇が語られます。
ちなみにキティはほとんど登場しませんし、リョーヴインも描かれません。
幼くして母を失ったセリョージャの悲しみに改めて思いを馳せました。
アンナを演じる女優さんとヴロンスキーを演じる俳優さんは夫婦だそうで
息の合った演技がなかなか素晴らしいですが、アンナが次第に精神の平衡を失っていくあたり
そして死に向かってゆく心理描写は迫真的です。
結末はやはりヴロンスキーが選びたかったのだなと思う最後でした。
『アンナ・カレーニナ』に感動した方なら、きっと何かを感じられる作品だと思います。
まるで西洋絵画の中に迷い込んでしまったような華麗な映像美だけでも十二分に見る価値あり!
BBCのテレビドラマ、シャーロックホームズをご存知ですか? ジェレミー・ブレット主演の。
あれをトルストイでやった感じです。原作への忠実度も大体同程度かと思います(原作そのままの台詞や場面がたくさん登場しますので、ロシア語の勉強にも適していると思います)。予算は恐らくこちらの方が上だと思います。衣装・建物・装飾品など相当に作りこんであり、駅のシーン、蒸気機関車などは実に見事です。
日露戦争(1904〜1905年)で大日本帝国軍が侵攻する満州にて年をとった将校のヴロンスキーと軍医として働くアンナの息子がばったり出会いヴロンスキーの回想が始まる…と言う、いささかメチャクチャな設定ですが、テレビドラマ用の脚本なのでご容赦を。ちなみにアンナ・カレーニナの完成は1877年で、大日本帝国憲法発布はそのほぼ10年後の1889年です。
ちなみにヴロンスキーが回想する場所としてなぜ日露戦争を選んだかと言うと、以前は権勢を誇り、アンナを村八分(ってロシアでも言うんですか?)にしたロシア帝国社会も、新興国日本により打ち滅ぼされてしまい、焼け残った廃墟には(って、中国の廃墟ですが・・・中国からしたら迷惑な話です)ただ風が吹くのみ、と言う、時代と権勢のうつろいと言おうか無常観と言いましょうか、そういうものを表現したかったのだと思います。
ヴロンスキーの回想ということで、キチイが登場しません。いえ、登場はするのですが単なるエキストラの一人であり、原作を読んでいなければあれがキチイだとは到底わかりません。キチイって誰? って言う感じです。キチイ不在のため、リョーヴィンも登場しません。それともどこかあの中にいたのかな? 私には見えませんでした。
ヴロンスキーの回想と言うことで、相当にヴロンスキーに都合のよいメロドラマに仕立て上げられています。にもかかわらず、妙にやたらに原作に忠実です。そのため、トルストイの原作を読んでいないと意味不明のシーンが多々あるかと思います。原作は新潮文庫の「アンナ・カレーニナ」(上・中・下)(木村浩/訳)をオススメします。読みやすいです。
原作本については、文庫本のAmazonレビューをご参照下さい。私がアンナ・カレーニナを読んで驚いたのは、とにかく登場人物の心理描写がこれでもかこれでもかと言うくらい事細かに記述されている点です。
映画では、人の心の中までは映せませんので、それは映像を見ながら、この時、この人はこういう心理状況でいたのだよ、ということを原作を踏まえて鑑賞しないと、この映画、ちょっとわけがわからない作品になってしまうと思います。
「離婚(развод)ラズヴォード」についても、当時のロシアの離婚制度がどのようなものであったのか原作を読んで知っておかないと、夫のカレーニンがなぜ離婚したがらないのか、いや、友達は離婚した方がアンナのためだと言うし、どっちやねん! となってしまいます。
添付した写真は日本での映画上映前に私が購入したトルストイの文庫本です。帯にこの映画のコマーシャルがついており(今購入してもこの帯はついていないかも)、観に行きたかったのですが、わけあって行けず、待ちわびた期間が半年以上だったためか、ようやくこの映画をレンタルビデオで観られた時はとてもうれしかったです。
まるで西洋絵画の中に迷い込んでしまったような華麗な映像美だけでも十二分に見る価値あり!
BBCのテレビドラマ、シャーロックホームズをご存知ですか? ジェレミー・ブレット主演の。
あれをトルストイでやった感じです。原作への忠実度も大体同程度かと思います(原作そのままの台詞や場面がたくさん登場しますので、ロシア語の勉強にも適していると思います)。予算は恐らくこちらの方が上だと思います。衣装・建物・装飾品など相当に作りこんであり、駅のシーン、蒸気機関車などは実に見事です。
日露戦争(1904〜1905年)で大日本帝国軍が侵攻する満州にて年をとった将校のヴロンスキーと軍医として働くアンナの息子がばったり出会いヴロンスキーの回想が始まる…と言う、いささかメチャクチャな設定ですが、テレビドラマ用の脚本なのでご容赦を。ちなみにアンナ・カレーニナの完成は1877年で、大日本帝国憲法発布はそのほぼ10年後の1889年です。
ちなみにヴロンスキーが回想する場所としてなぜ日露戦争を選んだかと言うと、以前は権勢を誇り、アンナを村八分(ってロシアでも言うんですか?)にしたロシア帝国社会も、新興国日本により打ち滅ぼされてしまい、焼け残った廃墟には(って、中国の廃墟ですが・・・中国からしたら迷惑な話です)ただ風が吹くのみ、と言う、時代と権勢のうつろいと言おうか無常観と言いましょうか、そういうものを表現したかったのだと思います。
ヴロンスキーの回想ということで、キチイが登場しません。いえ、登場はするのですが単なるエキストラの一人であり、原作を読んでいなければあれがキチイだとは到底わかりません。キチイって誰? って言う感じです。キチイ不在のため、リョーヴィンも登場しません。それともどこかあの中にいたのかな? 私には見えませんでした。
ヴロンスキーの回想と言うことで、相当にヴロンスキーに都合のよいメロドラマに仕立て上げられています。にもかかわらず、妙にやたらに原作に忠実です。そのため、トルストイの原作を読んでいないと意味不明のシーンが多々あるかと思います。原作は新潮文庫の「アンナ・カレーニナ」(上・中・下)(木村浩/訳)をオススメします。読みやすいです。
原作本については、文庫本のAmazonレビューをご参照下さい。私がアンナ・カレーニナを読んで驚いたのは、とにかく登場人物の心理描写がこれでもかこれでもかと言うくらい事細かに記述されている点です。
映画では、人の心の中までは映せませんので、それは映像を見ながら、この時、この人はこういう心理状況でいたのだよ、ということを原作を踏まえて鑑賞しないと、この映画、ちょっとわけがわからない作品になってしまうと思います。
「離婚(развод)ラズヴォード」についても、当時のロシアの離婚制度がどのようなものであったのか原作を読んで知っておかないと、夫のカレーニンがなぜ離婚したがらないのか、いや、友達は離婚した方がアンナのためだと言うし、どっちやねん! となってしまいます。
添付した写真は日本での映画上映前に私が購入したトルストイの文庫本です。帯にこの映画のコマーシャルがついており(今購入してもこの帯はついていないかも)、観に行きたかったのですが、わけあって行けず、待ちわびた期間が半年以上だったためか、ようやくこの映画をレンタルビデオで観られた時はとてもうれしかったです。