プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
異邦人 デジタル復元版 Blu-ray
詳細はこちら
購入オプションとあわせ買い
フォーマット | ワイドスクリーン |
コントリビュータ | ベルナール・ブリエ, マルチェロ・マストロヤンニ, ブルーノ・クレメル, アンナ・カリーナ, ルキノ・ヴィスコンティ |
言語 | 日本語, イタリア語 |
稼働時間 | 1 時間 44 分 |
よく一緒に購入されている商品
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
メーカーによる説明
異邦人 デジタル復元版 Blu-ray | 異邦人 デジタル復元版 DVD | |
---|---|---|
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.1
41
|
5つ星のうち4.1
41
|
価格 | ¥5,261¥5,261 | ¥4,318¥4,318 |
製品仕様 | Blu-ray | DVD |
発売日 | 2021/11/17 | 2021/11/17 |
商品の説明
<ルキノ・ヴィスコンティ × アルベール・カミュ × マルチェロ・マストロヤンニ> 長きに渡り封印されていた奇跡のコラボレーションによる幻の文芸大作が日本初のソフト化!
[内容解説]
★日本初のソフト化! ノーベル賞作家アルベール・カミュの大ベストセラー「異邦人」を、イタリア映画界の至宝ルキノ・ヴィスコンティ監督が映画化した映像の世界遺産。デジタル復元版で日本初のソフト化!
★没後45年を経ても燦然と輝き続けるヴィスコンティの残された1本が、本邦初公開となるイタリア語ヴァージョンで復活!
★難解な主人公ムルソー役に「甘い生活」「8 1/2」や、「ひまわり」他、数え切れぬほどの代表作を持つマルチェロ・マストロヤンニ。
★吹き替えTV放送版 再生機能付き~:吹替音声の無い部分をスキップしてTV放送版と同じ編集で観賞できます。吹き替え版音源:1973年8月30日(東京12チャンネル/木曜洋画劇場)
第二次大戦前のアルジェ、会社員のムルソーは、アルジェ郊外の老人施設から母親の訃報を受け取る。遺体安置所で彼は遺体と対面もせず、通夜の席でコーヒーを飲み、タバコを吸い埋葬の場でも涙を見せなかった。
その翌日、偶然再会したマリーと海水浴に行き、映画を見て一夜を共にした。ムルソーは、同じアパートに住む友人とトラブルに巻き込まれ、たまたま預かったピストルでアラブ人を射殺する。
太陽がまぶしかったという以外、ムルソーにも理由は分からない。裁判所の法廷では殺害については何も言及されず、ムルソーの行動は非人間的で不道徳であるとされ死刑を宣告される…
[特典内容]
映像特典:劇場予告編
[発売元]
ジェットリンク
[クレジット表記]
(C)Films Sans Frontieres
[スタッフ]
監督:ルキノ・ヴィスコンティ 「ベニスに死す」「家族の肖像」「山猫」
製作:ディノ・デ・ラウレンティス 「道」「天地創造」「戦争と平和」
原作:アルベール・カミュ 「ペスト」
脚本:スーゾ・チェッキ・ダミーコ、エマニュエル・ロブレ、ジョルジュ・コンション
撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ
音楽:ピエロ・ピッチオーニ 「華やかな魔女たち」「芽ばえ」
[キャスト]
マルチェロ・マストロヤンニ 「ひまわり」「昨日今日明日」「ひきしお」
アンナ・カリーナ 「気狂いピエロ」「女と男のいる舗道」「アンナ」
ベルナール・ブリエ
ブルーノ・クレメル
1967年 イタリア/フランス映画 本編104分+映像特典(劇場予告編)
イタリア語+日本語 ヴィスタサイズ 片面2層
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語 : 日本語, イタリア語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 80 g
- EAN : 4988013788589
- 監督 : ルキノ・ヴィスコンティ
- メディア形式 : ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 44 分
- 発売日 : 2021/11/17
- 出演 : マルチェロ・マストロヤンニ, アンナ・カリーナ, ベルナール・ブリエ, ブルーノ・クレメル
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : ポニーキャニオン
- ASIN : B09GFHBHZ1
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 43,634位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 248位ブルーレイ ステージ
- - 3,922位外国のドラマ映画
- - 4,266位ブルーレイ 外国映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
ムルソー役はマルチェロ・マストロヤンニで間違いなく正解だったと思っている。アラン・ドロン嫌いの母の影響で、僕もドロンが主役と聞いただけで避けて来たので、若しドロンがムルソー役だったら、この映画を見ることもなかっただろうし、ドロンが演じていたら只のチンピラにしか見えなかっただろう。ストーリーに関しては、この映画に関心を持つ人であれば勿論カミュの原作を知悉していると思うので、言わずもがなであろう。
原作と映画とのイメージの乖離については、原作に対する個々人の思い入れによると思う。僕自身に関しても、洋画、邦画を問わず原作とはまるで別物だと思う作品は枚挙に暇ないが、自身の頭の中で作り上げたイメージと違うからと、一々論うのは野暮と言うものだろう。
尚、"Leonard Maltin's Movie Guide"は次の様に記している。"Excellent adaptation of Albert Camus' existential novel(中略) Mastroianni is perfectly cast in lead."
余談だが、このガイドブックは、仕事の関係もあり、1986年のエディションから毎年購入していた。退職後も欠かさず購入ていたが、2015年を最後に新版が発行されなくなってしまった。他のムービーガイドと違い、辛口のレビューが多かったので非常に残念に思っている。
因みにこのガイドブックでは四つ星が最高評価で、「異邦人」は三ツ星半だが、同じヴィスコンティの作品でも、「家族の肖像」は二つ星と酷評されている。
※視聴後の感想:昨日BDが到着したので早速鑑賞した。画像は大変綺麗であり、音声はモノラルだが、大画面プラス音響設備の整った視聴環境で見ると、50数年前、劇場で見た時もこんなだったかなと、当時の記憶が徐々に甦った。ただ、違和感があったのは、音声がイタリア語にダブされていた事である。発売前から音声はイタリア語と表記されていたので若干懸念していたが、その懸念が当たってしまった。オリジナルは英語だったので、俳優たちの口の動きがイタリア語になっていないのである。イタリア語への吹き替えに関しては、マルチェロ・マストロヤンニはイタリア人なので本人の声だが、アンナ・カリーナの声は別人である。この違和感は、矢張りイタリア語に吹き替えられた「聖なる酔っぱらいの伝説」や、フランス語にダブされた「予告された殺人の記録」で感じたものと一緒だった。
「異邦人」に話を戻すと、今後、オリジナルの英語版が発売されることを願ってやまない。
原作者のカミュは幼い頃は貧しかったが、太陽の美しさに救われたと語っているように、
太陽と海の意味を持つ主人公のムルソーを、反文明的な存在として位置付けているわけですが、
ムルソーの孤独で刹那的な生き方は、ニヒリズムが蔓延する現代社会では特別なものでは
なくなり、殺人の動機が「太陽が眩しかったから」の感情を不条理と捉える人は、
今では少ないのではないかと思います。
「異邦人」が出版されてから25年後に、ルキノ・ヴィスコンティによって映画化された
本作を観ると、原作に忠実に作られていますが、ムルソーの内面から見た世界ではなく、
熱気が充満するアルジェリアのリアリズムな世界そのものが主役になって、
ムルソーを取り巻く社会を不条理なものとして捉えている点が現代的です。
現代人とムルソーの違いは、“世界の優しい無関心”に絶望して、死を受け入れたムルソー
と違って、現代人には匿名性を維持しながら社会と繋がることが可能な点で、
「幸せになるためには、他人に関与しすぎてはいけない」と考えていたカミュが現代に
生きていたら、どんな異邦人が生まれていたのか興味が尽きません。
が中身は別。映画館で観たときもつまらない映画だと思ったし、今回ブルーレイで観てもヴィスコンティの映画の中でこれだけ飛び抜けてつまらない。
遺族の意向で原作通りにしか作れなかったというが、映画と小説は別物だと家族はわからなかったのだろう。
この映画は1967年のイタリア映画だが、果たして異邦人とは「誰」のことを指すのだろう。ひとつは、キリスト教社会に対して神の存在を否定し、なおかつ、それをベースとした社会の常識を否定して生きる主人公ムルソーが異邦人なのか、あるいはムルソーが殺害したアラブ人が異邦人なのか、たぶん前者なのだろうが、面白いのはムルソーにより殺されたアラブ人の弟を語り部にした「ムルソー再捜査」という小説もあるそうだ。(書き出しは「きょう、マー(母)はまだ生きている」とのこと)
いずれにしてもカミュの異邦人は、ヨーロッパ中心のスタンスなので、現在の神の存在を否定するリチャード・ドーキンスの「神は妄想である」、あるいはまったく逆のイスラーム神秘主義の宇宙創生からの存在論なども加味し、その上での異邦人のような作品が現れても面白い。