燃える戦場 [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | ルーカス・ヘラー, 高倉健, マイケル・ケイン, クリフ・ロバートソン, ロバート・アルドリッチ |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 2 時間 13 分 |
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商品の説明
Amazonより
第ニ次世界大戦の末期、太平洋戦線のある島ではジャングルの中の山口少佐(高倉健)ら日本軍とイギリス軍が睨み合いの状態にあった。そこに日本語を話せる米軍大尉ローソン(クリフ・ロバートソン)が派遣され、ハーン二等兵(マイケル・ケイン)らとともにジャングルの中へ潜入していくが…。
連合軍と日本軍の攻防を、オールスター・キャストでエネルギッシュに描いた名匠ロバート・アルドリッチ監督の戦争活劇。実質は友軍内の確執が主軸となっており、そこに戦争の無意味さを問う作り手の反骨の姿勢を汲み取る事も大いに可能だ。我らが健さんはこれが初の海外映画出演。出番こそそう多くはないが、英語台詞も達者で米英スターを相手に一歩も引けをとっていないのはお見事。(的田也寸志)
レビュー
監督: ロバート・アルドリッチ 出演: マイケル・ケイン/クリフ・ロバートソン/高倉健/ヘンリー・フォンダ
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4988111280831
- 監督 : ロバート・アルドリッチ
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 2 時間 13 分
- 発売日 : 2004/8/27
- 出演 : マイケル・ケイン, クリフ・ロバートソン, 高倉健
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 英語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : 角川映画
- ASIN : B0002I86K6
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 3,049位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 18位外国の戦争映画
- - 175位外国のドラマ映画
- - 222位外国のアクション映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年4月10日に日本でレビュー済み
この映画には、最初から勇敢なヒーローは、いません。復讐心に燃える上官と、疲れ果てやる気のない兵士、もともとやるきのない派遣将校それらが、みつどもえとなり、ある危険な任務遂行すると言うストーリーです。そしてタイトルでボロボロとなっていく旗に象徴されるように、最後には敵味方とも・・。人間模様が面白く描かれておりお勧めできる作品です。高倉健が海外映画に本格的に出演した初めての作品ですが、なかなかの好演です。健さんファンも是非どうぞ。
2022年12月19日に日本でレビュー済み
とにかく憎たらしいマイケルケインが印象的です 正義の味方クリフロバートソンと対照的 また日本兵の高倉健も良いです ラストシーンはとても感動しました 生き残ったのは誰なのか
2022年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供の頃、TVで観たオープニング、旗がぼろぼろになっていくシーンしか憶えておらず色々当たってみました。
やっと見つけた。
やっと見つけた。
2017年7月14日に日本でレビュー済み
後年『北国の帝王』『ロンゲスト・ヤード』『クワイヤボーイズ』などを撮るロバート・アルドリッチ(本当はオルドリッチあるいはオールドリッチ?)らしい男臭い戦争映画。ヒロイズムやパトリオティズムとは無縁の世界。タイトルバックで米英日各国の国旗軍旗が徐々にボロきれに変わっていくところに本作のテーマが示されている。
そして、本作は高倉健さんのアメリカ映画初出演作でもある。流ちょうな英語を駆使して敵に投降を勧告する日本軍将校役。アクションはほとんどなく、座ったまま。内田吐夢監督の宮本武蔵5部作の佐々木小次郎同様、珍しく生地以外で芝居をしているなぁ、と思わせる健さんの姿を見ることができる。割とあっけなく殺されてしまうのが、健さんファンにはやや物足りないか?でも、エンディング・ロールでヘンリー・フォンダの次にKen Takakuraと表示されていましたね。フォンダを敬愛する健さんにとって至福のエンディングだったのでは?
そして、本作は高倉健さんのアメリカ映画初出演作でもある。流ちょうな英語を駆使して敵に投降を勧告する日本軍将校役。アクションはほとんどなく、座ったまま。内田吐夢監督の宮本武蔵5部作の佐々木小次郎同様、珍しく生地以外で芝居をしているなぁ、と思わせる健さんの姿を見ることができる。割とあっけなく殺されてしまうのが、健さんファンにはやや物足りないか?でも、エンディング・ロールでヘンリー・フォンダの次にKen Takakuraと表示されていましたね。フォンダを敬愛する健さんにとって至福のエンディングだったのでは?
2014年12月28日に日本でレビュー済み
無理な作戦に従事させられる、やる気のない兵隊たいというアンチ・ヒーロー物戦争映画だが。音楽が演出が、普通の娯楽映画の感じなので、微妙なしあがりに。
終盤、突然、クリフ・ロバートソンが母国愛に目覚めてヒーローになるのも、唐突。
終盤、突然、クリフ・ロバートソンが母国愛に目覚めてヒーローになるのも、唐突。
2012年1月3日に日本でレビュー済み
ジョン・フランケンハイマー、ジョン・ブアマン、テレンス・ヤング、スティーブン・スピルバーグ。これらの錚々たる映画監督たちの作品に出演した日本人俳優と言えば三船敏郎である。
では、同様にロバート・アルドリッチ、シドニー・ポラック、リドリー・スコットと言ったら?それは、もちろん高倉健である。
健さん初のハリウッド映画が他ならぬアルドリッチ作品である事、嬉しいし、誇りに思う。
アルドリッチが脚本も手掛けた今作は、第二次大戦末期のある太平洋上の島で日本軍と戦うイギリス軍のもとに、日本語が堪能なアメリカ軍大尉クリフ・ロバートソンが派遣される処から始まる。
アメリカ艦隊が近くの海峡を渡るのを日本軍に気付かれないよう破壊妨害活動をする為に送り込まれたのだが、最初からこれ以上戦闘を続ける事には懐疑的な大尉は厭戦モードで嫌々ながら作戦に参加する。
作戦の指揮者はイギリス軍大尉デンホルム・エリオット。部隊には、ハナから上官に反抗的で皮肉屋の看護兵マイケル・ケインが居た。
ジャングルと平地で日英睨み合う中ジャングルに進入する米英混成中隊。だが、迎え撃つ日本軍のゲリラ戦に、彼らはひとりまたひとりと倒されて行く。
戦争映画としてのアクションとサスペンスを盛り込みつつも、同時に一癖もふた癖もある野郎どもが織りなす人間ドラマとしての視点。
健さんの役柄は、日本軍の最高責任者山口中佐。英語を駆使し沈着冷静に投降を交渉する指揮者として決して悪役としては描かれず、日本の観客にも配慮された役処であった。
包囲されたロバートソンとケイン。反目し合うふたりだけが最後に残る。
戦争、殺し合う事の虚しさとバカバカしさを痛感しながらも、生き残る為に自らも人を殺す。
国家の為のこんなクソ食らえな戦闘など放棄して逃げて生き延びようと主張するケインを将校として戒めるロバートソン。
そしてふたりは、山口の呼びかけには応じず、絶体絶命の中イチかバチかの境界線の広大な空き地を走り抜ける事を選択する。
アルドリッチの作品では主人公たちが疾走する姿が印象的だ。例えば、「ロンゲストヤード」のバート・レイノルズの残り6秒でのタッチ・ダウンや、「特攻大作戦」のジム・ブラウンの銃弾の雨あられの中の突撃がそうであったように。その中でも、今作の主人公ふたりのラストの命を賭した疾走ぶりは白眉だったと思う。
ふたりのうちのひとりは命尽きる。果たして、最後に生き残ったのはどちらなのか?そして、彼は最後に力尽きた者をどう評したのか?
最後の台詞に、アルドリッチの思いが込められていて熱くなる。その燃えるような怒りと反骨精神は健在なのだ。
今作は70年に製作されたが、時にアルドリッチ52歳。
この後、65歳の早過ぎる生涯まで、怒涛の如く男心をくすぐる傑作を打ち続ける契機となった作品。あまり知られてはいないが、是非御覧頂きたい快作だ。
では、同様にロバート・アルドリッチ、シドニー・ポラック、リドリー・スコットと言ったら?それは、もちろん高倉健である。
健さん初のハリウッド映画が他ならぬアルドリッチ作品である事、嬉しいし、誇りに思う。
アルドリッチが脚本も手掛けた今作は、第二次大戦末期のある太平洋上の島で日本軍と戦うイギリス軍のもとに、日本語が堪能なアメリカ軍大尉クリフ・ロバートソンが派遣される処から始まる。
アメリカ艦隊が近くの海峡を渡るのを日本軍に気付かれないよう破壊妨害活動をする為に送り込まれたのだが、最初からこれ以上戦闘を続ける事には懐疑的な大尉は厭戦モードで嫌々ながら作戦に参加する。
作戦の指揮者はイギリス軍大尉デンホルム・エリオット。部隊には、ハナから上官に反抗的で皮肉屋の看護兵マイケル・ケインが居た。
ジャングルと平地で日英睨み合う中ジャングルに進入する米英混成中隊。だが、迎え撃つ日本軍のゲリラ戦に、彼らはひとりまたひとりと倒されて行く。
戦争映画としてのアクションとサスペンスを盛り込みつつも、同時に一癖もふた癖もある野郎どもが織りなす人間ドラマとしての視点。
健さんの役柄は、日本軍の最高責任者山口中佐。英語を駆使し沈着冷静に投降を交渉する指揮者として決して悪役としては描かれず、日本の観客にも配慮された役処であった。
包囲されたロバートソンとケイン。反目し合うふたりだけが最後に残る。
戦争、殺し合う事の虚しさとバカバカしさを痛感しながらも、生き残る為に自らも人を殺す。
国家の為のこんなクソ食らえな戦闘など放棄して逃げて生き延びようと主張するケインを将校として戒めるロバートソン。
そしてふたりは、山口の呼びかけには応じず、絶体絶命の中イチかバチかの境界線の広大な空き地を走り抜ける事を選択する。
アルドリッチの作品では主人公たちが疾走する姿が印象的だ。例えば、「ロンゲストヤード」のバート・レイノルズの残り6秒でのタッチ・ダウンや、「特攻大作戦」のジム・ブラウンの銃弾の雨あられの中の突撃がそうであったように。その中でも、今作の主人公ふたりのラストの命を賭した疾走ぶりは白眉だったと思う。
ふたりのうちのひとりは命尽きる。果たして、最後に生き残ったのはどちらなのか?そして、彼は最後に力尽きた者をどう評したのか?
最後の台詞に、アルドリッチの思いが込められていて熱くなる。その燃えるような怒りと反骨精神は健在なのだ。
今作は70年に製作されたが、時にアルドリッチ52歳。
この後、65歳の早過ぎる生涯まで、怒涛の如く男心をくすぐる傑作を打ち続ける契機となった作品。あまり知られてはいないが、是非御覧頂きたい快作だ。
2003年8月14日に日本でレビュー済み
通常の戦争映画とは一風異なり、イギリス軍兵士はイギリス紳士らしくなく不真面目。アメリカ兵はヒーロー意識なくいつもサボることばかり考えている。そして高倉健演じる日本軍将校は映画には珍しく理知的で論理思考タイプ。戦闘シーンは小粒ながらもジャングルを舞台にした知恵比べが爽快。
2005年10月14日に日本でレビュー済み
さまざまなキャラクターの性格に深みがあって面白いです。
戦争という過酷な状況下で、どう人間の心理が働くかを、
ちゃんと考えられて作られていました。
見終わった後は、戦争のむなしさだけが残ります。
政治に左右されず、人間同士の対話であれば、戦争は防げるのでは
と考えさせられます。
変な邦題ですが(原題Too Late The Hero)、おしつけがましくない反戦映画です。
日本人が変なキャラクターとして描かれている映画も多いですが、
この映画ではそういうことはありません。
敵側である日本兵役の高倉健が一番、まともな人間性を持っている
キャラクターとして描かれていました。
わかーい高倉健がかっこいい映画です。
戦争という過酷な状況下で、どう人間の心理が働くかを、
ちゃんと考えられて作られていました。
見終わった後は、戦争のむなしさだけが残ります。
政治に左右されず、人間同士の対話であれば、戦争は防げるのでは
と考えさせられます。
変な邦題ですが(原題Too Late The Hero)、おしつけがましくない反戦映画です。
日本人が変なキャラクターとして描かれている映画も多いですが、
この映画ではそういうことはありません。
敵側である日本兵役の高倉健が一番、まともな人間性を持っている
キャラクターとして描かれていました。
わかーい高倉健がかっこいい映画です。