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死んでもいい [Blu-ray]
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ジャンル | ドラマ |
フォーマット | 色, ワイドスクリーン, Blu-ray |
コントリビュータ | 大竹しのぶ,永瀬正敏,室田日出男,清水美子, 石井隆 |
販売開始日 | 2024-05-10T00:00:00.000Z |
言語 | 日本語 |
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商品の説明
「愛しい彼が、殺しにくる。私の大切な人を。」
鬼才・石井隆が描き出す衝撃のエロティック・ラブサスペンス
気ままな旅を続けていた青年が人妻にひと目惚れしたことから始まる、愛憎入り交じるエロティック・ラブサスペンス。
2022年5月22日に急逝した石井隆が、大竹しのぶ、永瀬正敏、室田日出男の共演で描く衝撃作。
●2022年5月22日に永眠した石井隆の劇場長編第二作。大竹しのぶ、永瀬正敏、室田日出男、三人の名優が最高の演技を魅せる三つ巴の愛憎劇。国内外の多くの賞に輝く邦画史に残る傑作。
●佐々木原保志カメラマン監修により、オリジナルネガよりローコンプリントを起こして制作したHDマスター版を元に初のBlu-ray化が実現。
●映像特典:貴重な「撮り下ろしインタビュー映像:大竹しのぶ/岡田 裕プロデューサー/石井隆監督」(25分/2000年収録)に加え、新たに発見された石井監督直筆、撮影時に使用された絵コンテを本編全シーン248ページを静止画として収録。
●封入特典:撮影当時、石井監督が雑誌上に連載していた「死んでもいいとも日記」を再録。その他貴重な記事を掘り起こしたキネマ旬報特別編集ブックレット(カラー/32ページ予定)。
●ストーリー
初夏の大月駅に降り立った信(永瀬正敏)は、突然の雨の中、名美(大竹しのぶ)に出会う。心魅かれるまま名美の働く不動産屋を訪れた信は、社長の土屋英樹(室田日出男)にアパートを借りたいと突然申し出る。信は名美が英樹の妻であることを知るが、成り行きから、英樹の下で働くことに。あるドシャ降りの夕方、帰りの遅い信を名美が探しにいくと、信は思いつめた表情でモデルルームにいた。自分を押さえ切れない信はそこで名美を犯してしまう。しかしその後、今度は名美が誘うように2人はベッドで肌を合わせるのだが…。
●キャスト
大竹しのぶ
永瀬正敏
室田日出男
清水美子
岩松了
竹中直人
●スタッフ
監督・脚本:石井隆
原作:西村望『火の蛾』
プロデューサー:伊地智啓、榎本靖
撮影:佐々木原保志
照明:金沢正夫
編集:菅野善雄
録音:本田孜
音楽:安川午朗
◆映像特典 28分(仮)
①撮り下ろしインタビュー映像:大竹しのぶ/岡田 裕プロデューサー/石井隆監督 (25分/2000年収録)
②特報(45秒)、劇場予告篇(3分)
③新たに発見された石井監督直筆、撮影で使用された絵コンテ、本編全シーン248ページを静止画収録
◆封入特典:撮影当時、石井監督が雑誌に連載していた貴重な撮影・制作日誌「死んでもいいとも日記」を復刻。その他、貴重なインタビュー記事の再録など、キネマ旬報特別編集ブックレット(32ページ予定)
※商品の仕様は変更になる場合がございます。
©サントリー/日活/ムービー・アクト・プロジェクト
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語 : 日本語
- 梱包サイズ : 17.1 x 13.5 x 1.2 cm; 90.72 g
- EAN : 4907953251793
- 製造元リファレンス : HPXR-2516
- 監督 : 石井隆
- メディア形式 : 色, ワイドスクリーン, Blu-ray
- 時間 : 1 時間 57 分
- 発売日 : 2024/5/10
- 出演 : 大竹しのぶ,永瀬正敏,室田日出男,清水美子
- 字幕: : 英語
- 言語 : 日本語 (PCM)
- 販売元 : Happinet
- ASIN : B0CTCQ4QKR
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 4,342位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 50位日本のミステリー・サスペンス映画
- - 163位ブルーレイ 日本映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
彼の10代の頃から知っているだけに、よく頑張ったといいたい作品だ!
まぁストーリー自体は・・・って感じですが、惹かれあった燃え上がるって気持ちは良く分かります。
てしまいます。わたしが男のせいでしょう。判官びいきかもしれませんが、当時二十代の綺麗
で締まった裸を果敢に見せる永瀬正敏さんよりも、眼鏡がいつも手放せず、急に酒にも弱くな
って夜中にトイレに駆け込み、あげくの果てに妻を寝取られてしまう土屋英樹という五十代の
中年男に淡い親近感をさらに抱きます。
もちろん大竹しのぶさんと永瀬さんが性愛の坂道に身体を預けて転がるようにして墜ちて行
く、いや、どこまでも抱き合って高く高く舞い昇っていく姿も胸に迫って忘れられない。
どうしていいか分からなくなる、いつまでも魂が惹かれて抑えられなくなって相手の胸に追い
すがってしまう。烈しい恋愛の渦中に陥った者にしか分からない物狂おしい波動に最初から
最後まで包まれていて、ついつい視線は捕えられ、気持ちが引き込まれます。
東雲、洲崎あたりの木工所、陽炎、白い日傘、鉄橋、運河、浮き桟橋…。
夏の陽射しに照らされながら並んでひっそりと歩いていく、男とおんな、ふたりぼっちの遠景
が凄く良いんですね。往年の上村一夫の抒情的な白く光った劇画風景が重なってくるような、
静かでしっとりした名シーンです。
それに比べて夫の英樹を演じた室田日出男さんは、“受け身”に徹して延々と耐え忍ぶんです
ね。そのもどかしくさえある姿が純朴で素晴らしい。物語の中盤、若者との密会を目撃した後
で川辺に停めたランクルの中で妻を詰問するうち、夫は声を荒げて激昂して暴力を振るう寸前
となります。崩壊間際の危なっかしいところまで夫婦は追い詰められるのだけど、その時、
ぐわっと見開いた瞳から涙を溢れさせ、男泣きに泣き続ける室田日出男さんの掛けた眼鏡の
レンズがいつしか曇っていくのです。涙が湯気となって白く結露していく。見ていてとても
切ないです。実際、確かにそうなりますものね。視界はぼんやりと霧がかかっていく、流れる
涙も加わって飴細工のようにぐにゃぐにゃに世界は溶けていくのに、それとは反対に心から愛
したひとの面影がやさしく眼前一杯に広がって呼吸を奪っていく。
室田さんは「忘れられない、別れられない」という言葉をやっとのことで絞り出すのですが、
その、人が人を愛してしまった時に運命付けられる“記憶の鎖”がこの物語の全篇を、いや、
石井監督の描く物語すべての根幹となって響いているように思われます。
『花と蛇』からしか石井作品を観たことがない若い映画ファン、特にいま誰かに恋をしている人に
是非観てもらいたいと思います。本当に素晴らしいいい映画だと思います。
当時の旦那さんの明石家さんまさんが激怒したとかいうのが話題になりましたよね。
永瀬君の度重なるアタックに、遂に「閉めてきて」と囁く大竹さんの台詞がたまらないです。
「掛け布団が邪魔だよ」と叫んだのは自分だけではないでしょう。
「冷たい目」
そんな目に引き込まれるようにこの映画を見続けた。
男女の中にある「艶」「グロテスクさ」を大竹しのぶ、室田日出男で濃い目の味付けにて表現。
特に二人の関係が発覚してしまうシーンでの室田、永瀬のヒューマニズムたっぷり人間の欲望のままに。
ただただ唾を飲み込み画面を直視するしかなかった。
圧巻。
死んでもいい。
でも「この一瞬」をかつて男女が共有していたから、どうしようもなくそうしてしまうのだ、と説得させてくれる「この一瞬」シーンが素晴らしいんだと思う。「この一瞬」シーンを観れば、馬鹿な疑問は生じない。そして「この一瞬」シーンは結構映画の最初にも出てくるので、ちゃんと映画の世界に没頭させてくれるのだ。
『死んでもいい』では、もちろんオープニングの一目惚れシーンをはじめとして、若い男(信)と名美との関係を表す各種シーンが美しいんだけど、なぜそれが魅力的かというと、英樹=室田日出男と名美=大竹しのぶの「この一瞬」シーンがあるからこそ。室田日出男がいるから、単純に年取った旦那に愛想が尽きて若い男に走る、というつまんない話にならず、三角関係に異常なまでの緊張感が張りつめているのだ。
50過ぎの中年男の役が室田日出男そのものといえるくらいハマっている。東京の大学を出てサラリーマンをしていた時もあるが、今は大月という片田舎の小さな不動産屋の跡取り社長として商売をこなしている自信があり、愛する若い女房もゲットしている、という役どころだが、室田日出男の色気や調子のよいワルっぽさ、にじみ出る人の好さ、そしてそれが年を取ってちょっと枯れつつあるところに見事に合致しており、英樹は室田日出男そのものなのだ。
『人妻集団暴行致死事件』と似たような役柄だけど、『死んでもいい』の設定の方が室田日出男の魅力を最大限に引き出して撮っていると思う。
盛り上がってくるのは雨の夜、英樹が川縁に車を止めて名美の不貞を責めるシーン。英樹は怒りと悲しさとそれでも別れられない自分のどうしようもなさに涙が溢れ、名美は本当に申し訳ない気持ちでいっぱいで、でもどうしようもなくて泣いている。画面から二人の感情が流れ出してくるのに圧倒される。
そして最高なのはその後家に帰ったあとのシーン。一人でリビングで酒をあおりガウンのまま床に転がる英樹に、名美が毛布を掛け寄り添う時、英樹は目を合わさず無言、しかし底無しに優しい表情がちあきなおみの歌声とともにしっとりと心を濡らす!!石井隆作品の中でも最高の「この一瞬」シーンだと思う。
「この一瞬」が夫婦にあったにもかかわらず、信と名美の間にも「この一瞬」はあり、名美は信のことをきっぱりと拒否することができない。それが二人の男を狂わせ殺し合いとなり、名美を狂わせ美しくする。ほかの石井隆作品のようにヤクザとの殺し合いのような派手なアクションシーンは無く、男女3人の三角関係だけで話が進行する地味な作品だが、ほかの作品と遜色なく本物の緊張感があり、男女の行き違いによる悲劇はほかの作品よりも濃いくらい。それは英樹=室田日出男の強力な存在なくしてはあり得ない。
ピラニア軍団時代・死んでもいい以降の室田日出男の作品を追って観てみても、この作品を超える演技にはまだヒットしていない。たぶんこれが室田日出男の最高傑作なんだと思う。