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隣の女〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選7〕 [DVD]

5.0 5つ星のうち5.0 9個の評価

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新品 中古品
DVD 通常版
¥2,200
フォーマット 色, ドルビー, ワイドスクリーン
コントリビュータ ファニー・アルダン, シュザンヌ・シフマン, ジャン・オーレル, ジェラール・ドパルデュー, アンリ・ガルサン, フランソワ・トリュフォー
言語 フランス語
稼働時間 1 時間 41 分

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商品の説明

Amazonより

フランソワ・トリュフォー監督が当時恋愛関係にあったファニー・アルダン主演で描いた、大人の恋愛映画。かつて恋人同士だった男女が再会する。お互いに現在はパートナーがいる身だが、隣人となったマチルド(アルダン)とベルナール(ジェラール・ドパルデュー)の心は、次第に燃え上がっていく。
「男は恋にはいつもアマチュアなんだ」「一緒にいたら苦しいが、離れていては生きられない」。恋する男女の心を切々と歌い上げたセリフの数々が、胸をしめつける。一般常識に乗っ取って見れば不道徳な男女の物語だが、狂おしいほどにお互いを求め合うふたりの姿が、ただただ純粋に思いの成就だけを願う、まるで少年少女のように見えてきてしまう。アルダンもドパルデューも大柄な俳優なのだが、そんなふたりを無垢な少年少女のように見せてしまうトリュフォーの演出はさすが。(斉藤守彦)

レビュー

監督・原案・脚本・台詞: フランソワ・トリュフォー 原案・脚本・台詞: シュザンヌ・シフマン/ジャン・オーレル 撮影: ウィリアム・ルプチャンスキー 出演: ジェラール・ドパルデュー/ファニー・アルダン/アンリ・ガルサン/ミシェール・ボームガルトネル/ヴェロニク・シルヴェル
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内容(「CDジャーナル」データベースより)

登録情報

  • アスペクト比 ‏ : ‎ 1.78:1
  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 言語 ‏ : ‎ フランス語
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
  • EAN ‏ : ‎ 4988132704385
  • 監督 ‏ : ‎ フランソワ・トリュフォー
  • メディア形式 ‏ : ‎ 色, ドルビー, ワイドスクリーン
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 41 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/12/15
  • 出演 ‏ : ‎ ジェラール・ドパルデュー, ファニー・アルダン, アンリ・ガルサン
  • 字幕: ‏ : ‎ 日本語
  • 言語 ‏ : ‎ フランス語 (Mono)
  • 販売元 ‏ : ‎ 日本ヘラルド映画(PCH)
  • ASIN ‏ : ‎ B0006B9ZSQ
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    5.0 5つ星のうち5.0 9個の評価

カスタマーレビュー

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9グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2016年1月11日に日本でレビュー済み
 
   Ni avec toi, ni sans toi...
   あなたと一緒では苦しすぎる。でも、あなたなしには生きてはいけない。(字幕どおり。)



「男女の痴情のもつれの果てに・・・」
言ってみれば、ワイドショーに出てくる「事件」のような話でもあるのに・・・。

トリュフォーは、三面記事や友人に聞いた話など、実際におきたことをよく映画にするという。
そこには、人間の生々しい営みがあり、男女間の「愛」にまつわるもろもろの「ややこしさ」や「どうしようもなさ」がうごめいている。

そんな物たちを、善悪の「ふるい」にかけないで、そのまま(けっこう厳しい目線で)・・・
でも…美しい映像に包んで、見せてくれるのがトリュフォーの映画のように思う。
美しい女優と美しい言葉にたくして、見せてくれるのがトリュフォーの映画の醍醐味のように思う。

主役は、トリュフォーの恋人であったファニー・アルダンとジェラール・ドパルリュー。
ソフトの副音声(特典※)には、ふたりが登場する。
映画のテーマも、結局はどうしても埋められない男女の「愛の捉え方のちがい」にあるようだが、画面にあわせて語るふたりの言葉にも、男女の感じ方の違いが如実にうかがわれ興味深かった。
ドパルリューは、「ふたりが再会したシーンのファニー(アルダン)の目を見て、この映画は怖い恋愛映画になると思った。」とか…「音楽の旋律が恐ろしい…。」とか…怖い怖いを連呼する(笑)。
一方アルダンは、詩の朗読のような美しい語り方で、終始一貫ヒロイン、マチルダの心理に同調する感想を口にしていた(と思う)…。

本作はフィルム・ノワール風なスリラー風な恋愛映画(?)。
あまりストーリーを知らずにご覧になった方が良いので、内容は上記おふたりの感想をご参考に・・・。

この映画にはナレーションやモノローグはない。
回想シーンもなく、すべて現在形で語られる。
偶然「お隣さん」として再会してしまったふたりの過去は、登場人物のセリフからのみ解き明かされる。
仄かに暖かい室内の照明と、青く冷たく透き通った庭の月明かりが、繊細に心理状態を映し出して美しい。
テニスコートやガーデンパーティのシーンでは、行き交う人々を巧みに追うカメラが、交錯する人間関係を的確に浮かび上がらせていた。

撮影監督は、ゴダールやリヴェット作品を多くてがけているウィリアム・ルプシャンスキー。
音楽はジョルジュ・ドルリュー。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年12月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
フランス映画好きであればトリュフォー好きでなくとも好きだと思います。フランス郊外の家並みも好き。
2017年10月5日に日本でレビュー済み
とにかくテンポかかばらしい作品で日常的で
穏やかに始まる映像がやがて緊迫感を生ん
で、一気に悲劇的な結末を迎えるという手法
はサスペンス映画の王道であり、監督のテクが
光った作品だと思う。航空機とタンカーの運行
を制御する2人の男が発するマイライフは全く
制御できないという皮肉がおもしろい。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年3月29日に日本でレビュー済み
この映画の隣の女となる女優、マチルド役のファニー・アルダンを最初に見た時、あまりの地味で暗い感じにピンとこなかった。けれど、とにかく買ったDVDを何度となく見ているうちに彼女の黒髪の不思議な暗く深い魅力に感動するようになっていった。ベルナール役のジェラール‣ドパルデューは元々とても好きな俳優でこの映画の二人を見れば見るほど、人の心に潜む愛とエゴイズムをふっと考えさせられる所にこの映画の凄さと素晴らしい魅力があるのかも知れない。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年12月5日に日本でレビュー済み
「隣の女」。このタイトルはそのまま「昔の女」と言い換える事ができます。
もし、昔付き合っていた女が自分の家の隣に引っ越してきたら……
この映画の設定は実にシンプルですが同時にとても魅力的でもあります。
この映画や「アパートの鍵貸します」の設定は非常に多くのTVドラマがその設定を拝借している事でも
人気の高さが伺えます。
そしてこの映画の監督であるトリュフォーが出した一つの答え、それは
「焼けぼっくいに火がつく」
というものでした。そしてその設定の肝はやはり、求め合う瞬間の描かれ方です。

お互いがどのようにして求め合っていくのか? 
最初ベルナールは、マチルドを避けています。どうやらマチルドの方が、彼の前からいなくなってしまった、
という過去があるようなのです。しかしベルナールのそんな素振りがかえってマチルドの心を燃え上がらせていきます。
この辺り、マチルドの気持ちが分かりにくいのですが、嫌いだから彼と別れた、という単純な過去ではない、
という事が後程分かってくるので何となくは理解できます。
しかしそれでも、スーパーの駐車場で久しぶりにキスを交わした後に倒れてしまい、起き上がると逃げるように
車を運転して帰ってしまうマチルドの行動に対しては、ベルナール同様困惑を覚えます。
そして程なくして二人はホテルでひと時を過ごしてしまいます。一度そういう関係になると男はもうダメです。
ベルナールは抑えが利かなくなりマチルドを強く求めるようになります。

お互いがどのようにして求め合っていくのか? 
シナリオだけで考えると最重要なその部分は、映画の中ではあまり説得力のある描かれ方をしておりません。
しかし映画はシナリオだけではないので、他の要素で充分な説得力を持たせています。
それは女優ファニー・アルダンの存在です。目鼻立ちのハッキリとしたその顔は情念の塊のように思えます。
個人的には全く好みではないのですが、彼女の顔を見れば、その顔を見さえすれば、その後の行動の全てが
理解できます。最初にベルナールに電話をかけるシーンの指先の力強さは、さりげないけれど特筆すべき演出です。

お互いがどのようにして求め合っていくのか? 
その瞬間を見極めようとしてもこの映画ではそれをさせてくれません。気が付くと二人は求め合っています。
まるで突然、炎のごとく燃え上がる恋。
そう、炎が上がる瞬間というのは、本当に一瞬の出来事なのです。
そしてこのトリュフォーという監督は炎を鎮火させる事ができません。そこが同じヌーヴェル・ヴァーグの監督でも
エリック・ロメールと大きく違うところです。

もし、昔付き合っていた女が自分の家の隣に引っ越してきたら……俺ならどうなる?
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年2月12日に日本でレビュー済み
並みの監督が撮ったら崩壊してしまいそうな話でも
トリュフォーの手にかかると、上質な大人の恋物語に仕上がります。
「一緒にいる時は愛を呪い、離れると愛を求める」
「男は愛には素人だ。何もわからない」
「君を愛してる。だが、君がわからない」
気の利いた台詞があちこちに散りばめられています。
トリュフォーの最後の恋人ファニー・アルダン
彼女の横顔のラインが、ほんと美しいこと。
ジェラール・ドパルデューも、まだシュッとしています(笑)
いや、ちょっとお腹出ていたかな。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年8月14日に日本でレビュー済み
運よく(?)この映画の結末を知らないで見たので、随分驚いた。
未見の方で結末を知らない方は出来るだけ情報をとらないようにしてこの映画を観ましょう。
結末のぶっ飛び方がこの映画の肝です。

…落ち着いてみてみると、結構興味深いシーンが多くあります。
この映画を理解するのに『大人の恋愛』というキーワードもあるようです。しかしながら自分には『大人になりきれない(≒子供に近い)人々が無理に結末をつけていった結果』のように見えました。

ただ…
恋愛に大人も子供もないのかもしれませんね…。
そんな風にみると共感できる点も多々あります。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年4月15日に日本でレビュー済み
これを見た時は、仰天しましたねー。
最初はおされおフランス映画って感じで、隣同士に住んでるってだけでパーティーしたり、日本のウサギ小屋とはわけが違うなあ、なんて思ってたら、あれよあれよの展開。
やはりトリュフォー作品でした。。
最後は、(ネタバレの為自粛)オーノー!
日常の幸せから、過去の未消化な恋へ、まともな家庭人から狂気へ、愛から憎しみへのスイッチってこんなに簡単に切れてしまうのか。
ただ、公開当時のコピー”あなたと一緒では苦しすぎる、あなたなしでは生きてはいけない”というのを、鑑賞後に再度考えるとちょっと納得いかないというか、別にそれぞれと離婚してやり直せばいいじゃん?と思いましたが
「二人の関係を築くのが愛なのに、関係を壊してしまう愛しかたをしてしまうとどうなるか」というのが本来のテーマであり、
天秤が中々落ち着かないように二人の「危険愛」メーターが行きつ戻りつする
この描写が見事でした。
1981年、トリュフォーが恋人(でもう少ししたら最後の夫人となる)遅咲き女優ファニー・アルダン主演でとった映画。ファニーは見事にこの激しい役を演じきってます。さすがトリュフォーが見込んだだけはあります。
「怪物」ジェラール・ドパルデューははまり役。
限りなく5に近い4.8くらい!(やっぱり突然炎のごとくなどの他のトリュフォー作品と比べると。)
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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