何気なく眺めていたら、懐かしい映画が目に止まり、あの感激をもう一度。
ってことで迷いなく。
物語は時代劇制作。その現場と実情は素人には縁遠く、花形俳優と大部屋の
織りなす人間模様が映画に現れる。その花形俳優の銀四郎と大部屋のヤス。
華はあるけど気まぐれな銀四郎と、銀四郎を尊敬するヤス。銀四郎が手をつけた
小夏さんをあてがわれたヤスは、体を張る。とぶ、転ぶ、落ちる。折れる、出血、
そしてアザ。小夏さんのために。やがて小夏さんとの愛が芽生え、過ごす時間に
安らぎを覚え。
そこに舞い込んだ階段落ち。39段の階段落ちの池田屋襲撃。そこに挑むは
男ヤス。銀ちゃんのために。ヤスの運命とは、そして男とは?
100点x3。
傑作です。大傑作です。風間さんとか、松坂さんとかそれこそこの作品が
出世作。でもやっぱりやっぱり平田さん。名演です。とにかく殺陣の場面の
一つ一つの迫力と、とりわけ臨む覚悟の新居で暴れるシーン。あんた〜って
叫ぶ声。泣きました。すっごいすっごい泣きました。
お勧めします。時代を超えて。