外人部隊 [DVD]
フォーマット | ドルビー, ブラック&ホワイト |
コントリビュータ | マリー・ベル, ジョルジュ・ピトエフ, シャルル・ヴァネル, シャルル・スパーク, ジャック・フェデー, フランソワーズ・ロゼー, ピエール・リシャール=ウィルム |
言語 | フランス語 |
稼働時間 | 1 時間 55 分 |
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商品の説明
レビュー
監督・脚本: ジャック・フェデー 脚本: シャルル・スパーク 撮影: ハリー・ストラドリング 音楽: ハンス・アイスラー 出演: マリー・ベル/ピエール・リシャール=ウィルム/フランソワーズ・ロゼー/ジョルジュ・ピトエフ/シャルル・ヴァネル
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : フランス語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4933672231587
- 監督 : ジャック・フェデー
- メディア形式 : ドルビー, ブラック&ホワイト
- 時間 : 1 時間 55 分
- 発売日 : 2005/10/22
- 出演 : マリー・ベル, ピエール・リシャール=ウィルム, フランソワーズ・ロゼー, ジョルジュ・ピトエフ, シャルル・ヴァネル
- 字幕: : 日本語
- 言語 : フランス語 (Mono)
- 販売元 : アイ・ヴィ・シー
- ASIN : B000B84OAI
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 218,202位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 4,228位外国のラブロマンス映画
- - 22,061位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年9月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
トランプ占いに「死」が出ているのに、出ていく外人部隊。フランソアーズ・ロゼーの女主人のトランプを見る目が凄い。こんなラストシーンは少ない。必見。 以前見たのは60年くらい前だと思うが、このラストは覚えていた。
2019年1月21日に日本でレビュー済み
北アフリカの外人部隊に身を投じる男の情念を描いた1933年フランスの作品。監督は戦前フランスの4大監督の筆頭格、ジャック・フェデー。脚本はフェデーとシャルル・スパークの共同執筆。
同族会社のおぼっちゃん重役ピエール(ピエール・リシャール・ウィレム)は、情婦フローランス(マリー・ベル)と遊ぶお金欲しさに、出資者のお金に手をつけ投機を行うが失敗、訴訟騒ぎが起きる。一族の長の伯父は、名誉のために損失を穴埋めするが、その代償として国外追放を告げる。フローランスを愛するピエールは、一緒に行ってくれと懇願するが、贅沢の身についた彼女はその場を取り繕い断る。冒頭のスポーツカーの運転ぶりに表されているようにピエールは直情型の人間である。絶望したピエールはモロッコの外人部隊に入る。
”ここは地の果て アルジェリア”と昔の歌にあるように、交通や通信の発達していなかった当時、ヨーロッパの人たちにとっては北アフリカは遠い異国の地であった。それに加えて「外人部隊」である。エキゾチックな情緒を通して描かれているのは、当時の時代背景を感じる。
外人部隊の兵士の中には、主人公の友人ニコラ(ジョルジュ・ピトエフ)ようには過去を帳消しにし、リスタートを図る者や、古参兵(ピエール・ラルケ)のように、なんだかんだ言っているけれど、居心地よくて軍隊生活をやめられない者もいる。この外人部隊の描写は総じて情緒的である。
一方、酒場兼宿屋のマダム・ブランシュ(フランソワーズ・ロゼー)とその亭主クレマン(シャルル・ヴァネル)の描写は、比較的リアルに感じる。酒飲みのぐうたら亭主と夫人の間には倦怠感が現れている。過去のいきさつは描かれていないが、事情があって流れ流れてきた感じが伝わってくる。
フランソワーズ・ロゼーは、この映画では一応脇役になっているけれども、私の見た印象は強く、見事な演技力に裏打ちされた主役級の存在感がある。老練で世古に長けたマダムは遠くを見るように相手を見、まるでその占いの如く「何もかもお見通しよ」と目で語りかけているかのようだ。ラストも素晴らしいけれども、占いでピエールの変転常ない未来を告げた時、それを聞いていたクレマンがおもしろい冗談だと言って笑い転げる。マダムは悠然と煙草をくゆらす。ここは底知れぬ恐さを感じる。
ピエールは、酒場の歌手イルマ(M・ベル、二役)の頭の傷を確かめたりするなど、フローランスに対する鬼気迫る情念の強さを感じるが、これに呼応するかのように、ブランシェが爪の手入れしながらイルマの話を聞く場面では、珍しいブランシェのリアクション・ショットがあり、少しミステリアスな感じがしました。
同族会社のおぼっちゃん重役ピエール(ピエール・リシャール・ウィレム)は、情婦フローランス(マリー・ベル)と遊ぶお金欲しさに、出資者のお金に手をつけ投機を行うが失敗、訴訟騒ぎが起きる。一族の長の伯父は、名誉のために損失を穴埋めするが、その代償として国外追放を告げる。フローランスを愛するピエールは、一緒に行ってくれと懇願するが、贅沢の身についた彼女はその場を取り繕い断る。冒頭のスポーツカーの運転ぶりに表されているようにピエールは直情型の人間である。絶望したピエールはモロッコの外人部隊に入る。
”ここは地の果て アルジェリア”と昔の歌にあるように、交通や通信の発達していなかった当時、ヨーロッパの人たちにとっては北アフリカは遠い異国の地であった。それに加えて「外人部隊」である。エキゾチックな情緒を通して描かれているのは、当時の時代背景を感じる。
外人部隊の兵士の中には、主人公の友人ニコラ(ジョルジュ・ピトエフ)ようには過去を帳消しにし、リスタートを図る者や、古参兵(ピエール・ラルケ)のように、なんだかんだ言っているけれど、居心地よくて軍隊生活をやめられない者もいる。この外人部隊の描写は総じて情緒的である。
一方、酒場兼宿屋のマダム・ブランシュ(フランソワーズ・ロゼー)とその亭主クレマン(シャルル・ヴァネル)の描写は、比較的リアルに感じる。酒飲みのぐうたら亭主と夫人の間には倦怠感が現れている。過去のいきさつは描かれていないが、事情があって流れ流れてきた感じが伝わってくる。
フランソワーズ・ロゼーは、この映画では一応脇役になっているけれども、私の見た印象は強く、見事な演技力に裏打ちされた主役級の存在感がある。老練で世古に長けたマダムは遠くを見るように相手を見、まるでその占いの如く「何もかもお見通しよ」と目で語りかけているかのようだ。ラストも素晴らしいけれども、占いでピエールの変転常ない未来を告げた時、それを聞いていたクレマンがおもしろい冗談だと言って笑い転げる。マダムは悠然と煙草をくゆらす。ここは底知れぬ恐さを感じる。
ピエールは、酒場の歌手イルマ(M・ベル、二役)の頭の傷を確かめたりするなど、フローランスに対する鬼気迫る情念の強さを感じるが、これに呼応するかのように、ブランシェが爪の手入れしながらイルマの話を聞く場面では、珍しいブランシェのリアクション・ショットがあり、少しミステリアスな感じがしました。
2017年4月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
商品は良かったのですが 私には内容の良さが理解できず 3つ☆です。
2015年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子どもの頃観てどうしてももう一度観たくて購入しました
切ない話で、ラストシーンが印象的です。
切ない話で、ラストシーンが印象的です。
2014年4月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
早速見ました。フランソワーズ・ロゼーの貫録ある演技に圧倒される思いでした、満足しました。
2011年5月23日に日本でレビュー済み
仏財界で名のある一族のピエール・マルテル(ピエール・リシャール・ウィルム)は、恋人フローレンス(マリー・ベル)に入れ込み、会社の金に手をつけてしまう。伯父の返済肩代わりで、訴訟には発展しなかったが、一族の名を汚したピエールは、国外追放になる。フローレンスへの未練を残したまま、ピエールは、外人部隊に身を投じるが…。
サイレント期からのフランス映画界の重鎮、ジャック・フェデーによる不朽の名作。スタンバーグの『 モロッコ 』と共に、映画史上の「外人部隊もの」の双壁と言っていいだろう。後に、ロバート・シオドマクによるリメイク作が作られたことも有名。日本のオールド・ファンの間では往年の名画という位置を占め、公開当時、キネマ旬報外国映画ベスト・テン第2位に選出された。
一人の女との関わりから、流転の人生を歩むことになる男の運命劇―という話自体は、安っぽいメロドラマに陥りかねないし(実際、自分の愛した女とそっくりの女の登場などご都合主義そのもの)、また、現在の目で観ると、若干古めかしいと感じない訳でもない。しかし、フェデーは、外人部隊、モロッコという非現実的設定を借り、濃密な雰囲気と空間(どこか白昼夢を見ているかのような)の中に運命劇を描いてみせ、日常的なウソ臭さを超越している。丁寧な、しかし、厳しく客観的なフェデーの演出で、主人公ピエールの捨て鉢で、殺伐とした息苦しい心理が、すべてのショットに宿っているかのようだ。古き良きフランス映画の風格と香りを持った作品である。
主演のリシャール、ベルの好演はもちろんのことだが、モロッコの宿の夫婦を演じたヴァネルとロゼーが絶品。特にロゼー(フェデー夫人でもある)の年増占い師役は、ほとんど本作の要という存在であり、場をさらっている(最初に登場する際の斜めのショットも不吉で印象的だ)。彼女抜きに、この作品は存在しえなかっただろう。
本DVDは、IVCにしては珍しく、仏Pathe(Productions Dereumaux)の正規マスター(PALで、4%スピード・アップ)を使用。仏盤(2007年)、英盤(2010年)に先駆けて発売された盤だが、おそらく同一のマスターだろう。レストアはされているようで、大きなキズなどは数ヶ所に止まっているが、全体的に、紗のかかったようなソフトな画質(ただし、これは作品の元々のルック?)。音声も、若干、ノイズもあるが、全体としては良好。日本語字幕はON/OFF可、スタッフ・キャストの簡単な経歴(テキスト)が収録。
サイレント期からのフランス映画界の重鎮、ジャック・フェデーによる不朽の名作。スタンバーグの『 モロッコ 』と共に、映画史上の「外人部隊もの」の双壁と言っていいだろう。後に、ロバート・シオドマクによるリメイク作が作られたことも有名。日本のオールド・ファンの間では往年の名画という位置を占め、公開当時、キネマ旬報外国映画ベスト・テン第2位に選出された。
一人の女との関わりから、流転の人生を歩むことになる男の運命劇―という話自体は、安っぽいメロドラマに陥りかねないし(実際、自分の愛した女とそっくりの女の登場などご都合主義そのもの)、また、現在の目で観ると、若干古めかしいと感じない訳でもない。しかし、フェデーは、外人部隊、モロッコという非現実的設定を借り、濃密な雰囲気と空間(どこか白昼夢を見ているかのような)の中に運命劇を描いてみせ、日常的なウソ臭さを超越している。丁寧な、しかし、厳しく客観的なフェデーの演出で、主人公ピエールの捨て鉢で、殺伐とした息苦しい心理が、すべてのショットに宿っているかのようだ。古き良きフランス映画の風格と香りを持った作品である。
主演のリシャール、ベルの好演はもちろんのことだが、モロッコの宿の夫婦を演じたヴァネルとロゼーが絶品。特にロゼー(フェデー夫人でもある)の年増占い師役は、ほとんど本作の要という存在であり、場をさらっている(最初に登場する際の斜めのショットも不吉で印象的だ)。彼女抜きに、この作品は存在しえなかっただろう。
本DVDは、IVCにしては珍しく、仏Pathe(Productions Dereumaux)の正規マスター(PALで、4%スピード・アップ)を使用。仏盤(2007年)、英盤(2010年)に先駆けて発売された盤だが、おそらく同一のマスターだろう。レストアはされているようで、大きなキズなどは数ヶ所に止まっているが、全体的に、紗のかかったようなソフトな画質(ただし、これは作品の元々のルック?)。音声も、若干、ノイズもあるが、全体としては良好。日本語字幕はON/OFF可、スタッフ・キャストの簡単な経歴(テキスト)が収録。
2020年1月28日に日本でレビュー済み
監督は 「詩的リアリズム」を代表するジャック・フェデー、助監督はマルセル・カルネ。
シャルル・スパークの脚本が人間の葛藤と生きることの暗い側面を見事に描ききっています
主演は『舞踏会の手帖』(1937年)のマリー・ベルとピエール・リシャール・ウィルムの二人。助演にはジャック・フェデー夫人でもある『ミモザ館』(1935年)、『女だけの都』(1935年)のフランソワーズ・ロゼーや、『恐怖の報酬』(1952年)のシャルル・ヴァネルなど。
シャルル・ヴァネルが邪悪な思いでマリー・ベルを見るシーンと、フランスワーズ・ロゼーとピエール・リシャール・ウィルムがラスト近くでトランプ占いをするシーンは、人間の暗い性と運命に否応なく弄ばれる姿を描写して迫力があります。
そして、寄る辺なく先の知れない人間の本質を象徴するかのように、何らの結論のないまま突然「FIN」で終わります。
「詩的リアリズム」の代表的作品として一度は見ておくべき作品だと思います。
シャルル・スパークの脚本が人間の葛藤と生きることの暗い側面を見事に描ききっています
主演は『舞踏会の手帖』(1937年)のマリー・ベルとピエール・リシャール・ウィルムの二人。助演にはジャック・フェデー夫人でもある『ミモザ館』(1935年)、『女だけの都』(1935年)のフランソワーズ・ロゼーや、『恐怖の報酬』(1952年)のシャルル・ヴァネルなど。
シャルル・ヴァネルが邪悪な思いでマリー・ベルを見るシーンと、フランスワーズ・ロゼーとピエール・リシャール・ウィルムがラスト近くでトランプ占いをするシーンは、人間の暗い性と運命に否応なく弄ばれる姿を描写して迫力があります。
そして、寄る辺なく先の知れない人間の本質を象徴するかのように、何らの結論のないまま突然「FIN」で終わります。
「詩的リアリズム」の代表的作品として一度は見ておくべき作品だと思います。
2014年4月7日に日本でレビュー済み
やはりこの映画の最大の魅力はラストシーンのトランプ占いのカードが示す主人公の死の未来それを言葉では説明はしていないのですがそしてそれに重なる様に外人部隊の軍楽とマダムの涙、小説を書く物としてこういうラストシーンを創作したいのですが中々そうはまいりません是非このラストシーンはあまりにも有名ですのでまだ見ていない方はお勧め致します。