熱情の女ベティー・ブライス嬢主演に成るシシリー島の復讐物語で、「魂を追う影」「巴里の秘密」と同様ケネス・ウェッブ氏の監督作品である。原作はニックス・ビーチ氏の小説「綱」The Net でブライス嬢の相手役としてはロバート・エリオット氏やサーストン・ホール氏、グラディス・ヒューレット嬢等が出演している。
ルシル・ヴァン・スライク女史作のLittle Miss By-the-Dayをキャスリン・スチュアート女史が脚色し、ケネス・ウェッブ氏が監督した人情劇で、「愛の試練」出演のコンスタンス・ビニー嬢がリアルアート社に入ってから第2回目の作品である。ビニー嬢は母と娘の2役を演じている。そして嬢お得意のダンスが見られるという。「筋にも演技にもこれといっての山場はないが、甘い可愛い映画である」とニュース誌は評している。