樋口真嗣

  • 2022.03.19

世界に誇る日本の特撮映画を支えた匠「生誕100年 特撮美術監督 井上泰幸展」開幕

日本映画史の中でも、重要かつ特異な位置を占める「特撮(特殊撮影技術の略称)」領域において、多大な功績を遺した井上泰幸は今年、生誕100年を迎える。特撮のパイオニアとして知られる円谷英二特技監督のもと、「ゴジラ」(54)から特撮美術スタッフとしてキャリアを本格スタート。「空の大怪獣ラドン」(56)「地球防衛軍」(57)「モスラ」(61)など東宝特撮映画の黄金期を支え、71年に独立した後も、井上は「日本沈没」(73)「連合艦隊」(81)などで特撮美術監督を務めてきた。そんな井上の大々的な個展が東京都現代美術館にて、本日3月19日から6月19日までの3カ月にわたって開催される。

  • 2019.02.13

『2001年宇宙の旅』でも話題!映画を進化させたUHDの実力とは?

特別対談:麻倉怜士(オーディオ・ビジュアル評論家)×樋口真嗣(映画監督) ブルーレイを進化させた「Ultra HD Blu-ray」(以下、UHD)が2016年に登場してから丸2年。現在、300タイトル以上が揃い、市場規模も順調に推移している。新作はもちろん、昨年末には製作50周年を記念し新たにプリントされた70ミリフィルムを基に製作された『2001年宇宙の旅』UHD版がリリースされ話題になるなど、強力なビッグタイトル、画質力・音質力・作品力の高い作品が市場を牽引している。