ジャ・ジャンクー

河瀨直美が語る、日中国交正常化50周年に作品を託した想い

歴史に翻弄された「中国残留孤児」とその家族が辿る運命、互いを思う気持ちを、2005年秋の奈良・御所市を舞台に切なくもユーモア豊かに紡いだ映画「再会の奈良」が、日中国交正常化50周年の節目となる2022年に日本公開。エグゼクティブプロデューサーを務めた映画監督の河瀨直美が、製作の背景や作品への想いを語った。

“世界の映画祭を席巻”中国映画界で何が起こっている!?

最近の中国映画界は、海外の映画祭で高評価を得た作品と、エンタテインメント色の強いヒット作という、異なる特徴を持った新世代監督の台頭で二極化している。 『迫り来る嵐』や『象は静かに座っている』(中国公開は未定)は映画ファンから支持されても、本国での興行的成功は期待しにくい。最近はネット配信などでの回収も見込めるとはいえ、作家性、資金調達、市場のバランスを取るのが難しいのはどこの国も同じだ。