三吉彩花

  • 2021.08.04

黒木瞳監督作「十二単衣を着た悪魔」 女優たちの魅力際立つ女性映画

8月4日にDVDリリースとなる「十二単衣を着た悪魔」は内舘牧子の小説を映画化した、「嫌な女」(16)に続く女優・黒木瞳の劇場長篇監督第2作。就職試験に落ちまくり、出来のいい弟・水と何かと比べられるフリーターの青年・雷(伊藤健太郎)が、『源氏物語』の世界へと異次元スリップ。彼は偶然持っていた『源氏物語』展の冊子から得た知識と薬品会社の試供品を駆使して、この世界で陰陽師として厚遇され、帝の后・弘徽殿女御の相談役として生きていくことになる。