上地雄輔 カミジユウスケ

  • 出身地:神奈川県横須賀市
  • 生年月日:1979/04/18

略歴 / Brief history

神奈川県横須賀市の生まれ。幼い頃から野球少年で、1995年、甲子園の常連高として知られる横浜高校に入学。野球部の1年後輩には現・ボストンレッドソックスの松坂大輔投手がおり、捕手だった上地と一時はバッテリーを組んだが、上地は2年生の夏に右肘の神経を断裂し、野球を断念する。高校卒業後は芸能界からのスカウトを受けて俳優を志し、99年のTBS『L×I×V×E』でデビュー。その後は、松浦雅子監督「プラトニック・セックス」01、原田眞人監督「突入せよ!・『あさま山荘』事件」02、篠原哲雄監督「深呼吸の必要」04などに端役で出演し、テレビドラマも日本テレビ『ごくせん』02、『ハケンの品格』07などのヒット作でキャリアを積む。転機を迎えたのは、2007年、フジテレビのバラエティ番組『クイズ!ヘキサゴンⅡ』にレギュラー出演してからで、視聴者ばかりか共演者までも耳を疑うほどの珍回答を繰り返し、“おバカキャラ”で瞬く間にお茶の間の人気者となる。さらに同番組の企画で、つるの剛士、野久保直樹とユニット“羞恥心”を結成、歌手デビューして大ヒットを飛ばした。タレント活動での知名度アップに伴い、俳優業でも次第に大きな役を任されるようになる。三池崇史監督「クローズZERO」07・09、品川ヒロシ監督「ドロップ」09などのヒット作で体を張ったアクションに挑戦し、TBS『ROOKIES』08では、かつての野球経験を活かして不良の高校球児を好演。ブレイク当初は“おバカキャラ”を引きずったコメディ要素の強い作品も多かったが、小早川秀秋を演じたNHK大河ドラマ『天地人』09、初の連ドラ単独主演となったフジテレビ『逃亡弁護士』10など、長い下積みを経た役者としての力量を示すシリアスな芝居も求められるようになった。09年に自身の生い立ちを綴った著書『上地雄輔物語』がフジテレビでドラマ化。自ら出演はせず、ナレーションを担当した。“羞恥心”解散以降も“遊助”名義でソロの歌手活動を継続。『ひまわり』『ミツバチ』などのヒット曲がある。深川栄洋監督「ガール」、犬童一心・樋口真嗣監督「のぼうの城」が12年公開予定で待機中。

上地雄輔の関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • 前田建設ファンタジー営業部

    制作年: 2020
    アニメやゲームの世界の構造物を実際に建設したらどうなるかを検証する、実在する企業のブログを映画化。バブル崩壊後の建設業界。広報グループの若手社員・土井は、アニメ『マジンガーZ』の地下格納庫兼プールの実現を検証するウェブ連載を担当することに。出演は、「見えない目撃者」の高杉真宙。脚本は、「ペンギン・ハイウェイ」の上田誠。監督は、「映画 賭ケグルイ」の英勉。
  • 君の膵臓をたべたい(2017)

    制作年: 2017
    住野よるの同名ベストセラー小説を「君と100回目の恋」の月川翔監督が映画化。女子高生・桜良が密かに綴る闘病日記を偶然見つけた同級生の僕は、彼女が膵臓の病気で余命わずかなことを知る。12年後、母校の教師となった僕は桜良との日々を思い出していた……。出演は「咲 Saki」の浜辺美波、「あやしい彼女」の北村匠海、「破門 ふたりのヤクビョーガミ」の北川景子、「追憶」の小栗旬、「金メダル男」の大友花恋。脚本を「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の吉田智子が務める。
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  • 新宿スワンII

    制作年: 2017
    園子温監督&綾野剛が再タッグを組んだ「新宿スワン」の新章。新宿歌舞伎町のスカウト会社・新宿バーストのエース格となった白鳥龍彦は、勢力拡大を目論む社長の命により、横浜へと送り込まれる。だが一帯を牛耳るタキの謀略によって新宿バーストは窮地に陥る。伊勢谷友介、深水元基、金子ノブアキ、村上淳、豊原功補、久保田悠来、山田優、吉田鋼太郎といった前作のキャストが再結集。「淵に立つ」の浅野忠信、「超高速!参勤交代」の上地雄輔、「探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海」の広瀬アリス、「ホーンテッド・キャンパス」の高橋メアリージュン、「あやしい彼女」の要潤、「CONFLICT コンフリクト 最大の抗争」の中野英雄、「オケ老人!」の笹野高史、「64 ロクヨン」の椎名桔平が本作より新たに参加する。アクション監督は「るろうに剣心」シリーズの谷垣健治。
    60
  • 土竜の唄 香港狂騒曲

    制作年: 2016
    高橋のぼるの人気コミックを、三池崇史×宮藤官九郎のコンビで映画化したコメディ「土竜の唄 潜入捜査官 REIJI」の続編。ヤクザの若頭に就任した潜入捜査官・菊川玲二が、エリート警察官やチャイニーズマフィアを巻き込み、再び騒動を巻き起こす。主演は前作に引き続き生田斗真。新キャストとして「殿、利息でござる!」の瑛太、「起終点駅 ターミナル」の本田翼、「オオカミ少女と黒王子」の菜々緒らが参加。
  • 超高速!参勤交代 リターンズ

    制作年: 2016
    急な参勤交代を命じられた弱小藩の奮闘を描き第57回ブルーリボン賞作品賞を獲得した時代劇コメディの続編。金も人手も時間もない中、知恵と工夫をこらし江戸に参勤した湯長谷藩一行。帰路の途中、老中が逆襲を企て藩で一揆が起こり、さらなる危機に陥る。前作に引き続き「鴨川ホルモー」の本木克英が監督を、第37回城戸賞を受賞した土橋章宏が脚本を手がける。また、湯長谷藩藩主役の佐々木蔵之介、飯盛女から藩主の側室となったお咲役の深田恭子、老中役の陣内孝則らが再集結している。
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  • バンクーバーの朝日

    制作年: 2014
    戦前にカナダで差別や貧困と戦いながらフェアプレー精神を貫き人気を集め、2003年にカナダ野球殿堂入りを果たした日系人野球チーム『バンクーバー朝日』を描いた人間ドラマ。監督は「舟を編む」が第86回アカデミー賞外国語映画部門日本代表作品に選出された石井裕也。脚本は「おおかみこどもの雨と雪」の奥寺佐渡子。「ぼくたちの家族」でも石井監督と組んだ妻夫木聡が、製材所で働く日系二世の青年を演じる。ほか、「俺俺」の亀梨和也、「北のカナリアたち」の勝地涼、「漫才ギャング」の上地雄輔、「ぼくたちの家族」の池松壮亮ら野球経験者が集結。野球シーンは吹替えを使わず実際に俳優陣がプレーしている。フジテレビ開局55周年記念作品。
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