リヴェット、アケルマン、ロメール! フランス映画フェスティバル開催
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- 2022年03月11日
ヌーヴェルヴァーグの中心的人物であるジャック・リヴェットの特集上映【ジャック・リヴェット映画祭】に続き、ベルギー出身の女性映画作家シャンタル・アケルマンの特集上映【シャンタル・アケルマン映画祭】、エリック・ロメールの【エリック・ロメール監督特集上映“四季の物語”】もヒューマントラストシネマ渋谷ほかで順次開催されることが決定した。題して【フランス映画フェスティバル】。全作品デジタル・リマスター版での上映となる。
ゴダールやトリュフォーらとヌーヴェルヴァーグを牽引したジャック・リヴェットの特集(4/8〜4/28)では、魔術的な魅力に満ちた日本劇場未公開3本「デュエル」「ノロワ」「メリー・ゴー・ラウンド」、さらに人気作「セリーヌとジュリーは舟でゆく」「北の橋」を上映。(前回記事はこちら)
ベルギー出身でフランスを中心に活躍したシャンタル・アケルマンの特集(4/29〜5/12)は、主婦の日常を淡々と描いて映画界に革命を起こした「ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地」をはじめ、「私、あなた、彼、彼女」「アンナの出会い」「囚われの女」「オルメイヤーの阿房宮」といったいずれも日本劇場未公開の5作。フィクションから実験映画、ドキュメンタリーまで軽やかに越境し、唯一無二の映像作家であり続けたアケルマン、まさに待望の上映だ。
ヌーヴェルヴァーグの兄貴分的存在にして恋愛悲喜劇の巨匠エリック・ロメールの特集(5/13〜6/2)は、おなじみ“四季の物語”の4本。四季折々の美しい自然の中で、年齢も立場も様々な女性たち・男性たちの等身大の恋愛物語が紡がれる。
フェスティバルのメインビジュアルには、リヴェット作品「デュエル」の名場面、月と太陽の女王に扮したジュリエット・ベルトとビュル・オジェが対峙する妖しくも美しいシーンが配された。まるでパリの名画座のようなラインナップを日本で味わえる貴重な機会をお見逃しなく。
【ジャック・リヴェット映画祭】4月8日(金)〜4月28日(木)
公式サイト https://jacquesrivette2022.jp/
「セリーヌとジュリーは舟でゆく」(1974)
「デュエル」(1976) ※日本未公開
「ノロワ」(1976) ※日本未公開
「メリー・ゴー・ラウンド」(1981) ※日本未公開
「北の橋」(1981)
【シャンタル・アケルマン映画祭】4月29日(金・祝)〜5月12日(木)
公式サイト chantalakerman2022.jp
「私、あなた、彼、彼女」(1974) ※日本未公開
「ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地」(1975) ※日本未公開
「アンナの出会い」(1978) ※日本未公開
「囚われの女」(2000) ※日本未公開
「オルメイヤーの阿房宮」(2011) ※日本未公開
【エリック・ロメール監督特集上映“四季の物語”】5月13日(金)〜6月2日(木)
公式サイト rohmer-quatresaisons.jp
「春のソナタ」(1990)
「冬物語」(1991)
「夏物語」(1996)
「恋の秋」(1998)
主催:マーメイドフィルム
配給:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム 宣伝 : VALERIA