松井玲奈がアザのあるヒロイン。島本理生原作「よだかの片想い」の本予告&ビジュアル到着
直木賞作家・島本理生の恋愛小説を、松井玲奈と中島歩の共演で映画化した「よだかの片想い」が、9月16日(金)に新宿武蔵野館ほかで全国公開。ポスタービジュアル、本予告、主題歌情報が解禁された。
理系大学生の前田アイコ(松井玲奈)は、顔の左側のアザを幼い頃にからかわれた辛い経験から、恋や遊びに消極的だった。だが取材を受けた「顔にアザや怪我を負った人」のルポルタージュ本が話題となり、状況は一変。本の映画化の話が進み、友人の編集者・まりえの紹介で、監督の飛坂逢太(中島歩)と出会う。そして、初めは映画化を断っていたが、話すうちに彼の人柄に惹かれていく。飛坂への片想いを自覚し、不器用に距離を縮めていくアイコ。しかし、飛坂の元恋人の存在、さらに飛坂は映画のために自分に近づいたという疑心暗鬼が、彼女の恋と人生を大きく変えていく……。
タイトルの「よだか」とは、宮沢賢治の童話『よだかの星』にも登場する“夜鷹”のこと。
監督は「Dressing Up」の安川有果、脚本は監督としてもおなじみ城定秀夫。そんな実力派タッグのもと、松井玲奈と中島歩をはじめ、織田梨沙、藤井美菜、青木柚など若手俳優が集結した。
予告映像は、切ない恋模様はもとより、アイコが悩み、考えながら人生を歩んでいく姿も映し出す。
主題歌を担当したのは、音楽家の角銅真実。澄んだピアノと歌声で、聴く者を優しく包み込む。
主題歌決定コメント
角銅真実
自分や他者に向き合うことであったり、一つの決断や答えに辿り着いた後に見えはじめる景色というのがあると思います。
ラストシーンのアイコの眼差しがとても印象的でした。
はっきりと輪郭を持ち光を湛えるその瞳の内側と視線の先に向けて、手を振るように言葉と音とを連ねました。
安川有果監督
角銅さんに主題歌をご担当いただけたらどんなに素敵だろうと思っていたので、ご快諾いただけて本当に嬉しかったです。
角銅さんは、歌詞やメロディが思い浮かぶたびにその断片を送ってくださり、大好きなアーティストさんの曲が形になってゆく過程を垣間見れて夢のような時間でした。
完成した曲は、多彩な感情が喚起される素晴らしい曲で、主人公の未来にまで思いを馳せたくなるような、広がりと余韻を感じました。
儚さと強さを併せ持つ角銅さんの歌声と同じく、「誰にも消せない花」という儚い花のイメージを覆す力強いフレーズに、何度も勇気づけられています。
多くの方に届きますように。
「よだかの片想い」
原作:島本理生『よだかの片想い』(集英社文庫刊)
監督:安川有果
脚本:城定秀夫
主題歌:角銅真実「夜だか」(ユニバーサル ミュージック)
音楽:AMIKO
出演:松井玲奈、中島歩、藤井美菜、織田梨沙、青木柚、手島実優、池田良、中澤梓佐、三宅弘城
企画協力:グリック、SPOTTED PRODUCTIONS
制作プロダクション:ダブ 配給:ラビットハウス
公式 HP:https://notheroinemovies.com/
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©島本理生/集英社 ©2021映画「よだかの片想い」製作委員会