大人も夢中にさせる注目ポイント3選!「ひつじのショーン スペシャル クリスマスがやってきた!」
- ひつじのショーン スペシャル クリスマスがやってきた! , スティーブ・コックス
- 2022年12月16日
テレビ放映15周年を迎えたアードマン・アニメーションズ制作のクレイ・アニメーション「ひつじのショーン」。そのシリーズ最新作となる映画「ひつじのショーン スペシャル クリスマスがやってきた!」が、12月16日(金)より2週間限定公開される。今回、大人も楽しめる3つのポイントに迫ってみたい。
①クリスマスムードたっぷりな音楽
ショーンの冬の冒険を彩るのは、クリスマスムードたっぷりの音楽たち。「映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!」で好評を博した作曲家トム・ハウが手掛けている。
ジングルベルとも呼ばれる楽器・スレイベルの音色や、聖歌隊の歌声、グロッケンシュピールという鉄琴、イタリア語で「天国のような」という意味を持つチェレスタのキラキラした音が加わり、クリスマスの特別感を演出する。
オープニングではヴーラ・マリンガのソウルフルな歌声が響き渡り、クリスマスを迎えたショーンたちの高揚感が伝わってくるようだ。
②一瞬も見逃せない!? 随所に仕込まれたパロディ
映画版「ひつじのショーン」といえば、パロディネタが楽しみのひとつ。「映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!」でも、スピルバーグの「E.T.」さながらにショーンがティミーを自転車のかごに乗せたシーンなどが仕込まれていたが、本作でもいたるところにパロディが登場する。その中から特別に2つを紹介。
1つ目は、予告編にも登場するビッツァーのシーン。スキーで雪山を滑走中にスノーマンと衝突してしまったビッツァーは、ロマンティックな音楽の中、スノーマンを愛おしそうに見つめながら手を繋いで宙を舞うのだが、実はこれが1982年公開のアニメ映画「スノーマン」のオマージュとなっている。
2つ目は、先日公開された、エラとショーンたちが追いかけっこをする本編映像から。ショーンたちの前に立ちふさがるエラは、ロケットのおもちゃで武装するが、この格好が「エイリアン2」のリプリー風!
③面白いだけじゃない、大切なことに気づかせるストーリー
最後のポイントは、「ひつじのショーン」らしいコメディとハラハラドキドキのストーリーに隠された、大切なメッセージ。
スティーブ・コックス監督は、本作のストーリーについて「クリスマスが大好きなショーンが、プレゼントでいっぱいの大きな靴下をもらおうと、牧場主の家から大きな靴下を手に入れる作戦に出るんです。そうすれば、もっとたくさんのプレゼントをもらえると思ってね。でもそうこうしているうちに、大事なものから目を離してしまい、ティミーが牧場から遠く離れたところへ運ばれてしまうんです。その結果、ショーンは映画の最後まで、あらゆる場面でティミーを取り戻そうと奮闘するはめになるんです。つまり、クリスマスに本当に大切なことは何かをショーンが学ぶというストーリーです」と語る。
ショーンだけではない。もうひとつ忘れてはいけないのが、ベン一家の物語。ベンと妻のジンは、SNSに夢中で娘のエラには無関心。そんな彼らも、クリスマスを通して家族にとって本当に大切なことを学ぶ。誰かの子どもであり、誰かの親でもある大人たちにも響く、温かなクリスマスメッセージ。鑑賞後には、家族で過ごす時間のお守りになってくれるはず。
音楽・パロディ・ストーリーという3つのポイント以外にも、楽しいジョークや愛らしいキャラクター、美しい雪景色やイルミネーションなど見どころ満載。劇場の大スクリーンで満喫したい。
© Aardman Animations Ltd 2021
配給:東北新社
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