ビートたけしの小説を二宮和也&波瑠で映画化。木曜限定の恋物語「アナログ」

 

アナログな恋模様を綴ったビートたけし初の恋愛小説を、主演に二宮和也、ヒロインに波瑠を迎えて映画化した「アナログ」が、今秋に公開される。

 

 

手作り模型や手描きイラストにこだわるデザイナーの水島悟は、自身が内装を手掛けた喫茶店〈ピアノ〉で、謎めいた女性・みゆきと出会う。自分と似た価値観を持つみゆきに惹かれた悟は、意を決して連絡先を聞くが、なぜか彼女は携帯電話を持っていなかった。
「お互いに、会いたい気持ちがあれば、会えますよ」
みゆきはそう言い、ふたりは毎週木曜日に〈ピアノ〉で会う約束を交わす。
そして週に一度だけ、会える時間を大切にして、ゆっくり関係を深めていく。
やがて悟はプロポーズを決意するが、みゆきは〈ピアノ〉に現れなくなり……。

 

すべてがデジタル化された世界だからこそ、当たり前の「誰かを大切にする」気持ちを書きたくなったというビートたけしが、70歳で書き下ろした原作小説は、刊行から1か月で10万部を突破した。

監督は「ホテルビーナス」(04)「鳩の撃退法」(21)などで知られ、二宮和也とビートたけし主演のドラマスペシャル『赤めだか』(15)も演出したタカハタ秀太。脚本は「あゝ、荒野」(17)「宮本から君へ」(19)「MOTHER マザー」(20)の港岳彦。

時代は変わっても、想いは変わらない。懐かしくて新しいラブストーリーだ。

 

〈キャスト・監督のコメント〉

二宮和也
現場の撮影はクリエイティブな日々で、毎日現場に向かうのが楽しい日々でした。
 
目まぐるしく変化する世の中ですが、いつの時代も“誰かを大切にする気持ち”の本質はとてもシンプルで変わらないのだと改めて気付かされる作品です。
コロナ禍を経たからこそ感じることができる人と会うことの温かさと喜びを、ぜひ劇場で感じていただけると幸いです。

波瑠
脚本を読ませていただき、とても美しい物語に感動しました。今は会えなくても色々なことを共有できる世の中でとても便利なことですが、一緒にいることでこそ分かち合える喜びに鈍感になってしまったのかもと不安になります。
誰かと愛を育めることは奇跡そのものなのだと、この作品を通して実感しました。
是非、大切な人と観ていただけたら嬉しいです。

タカハタ秀太監督
「アナログ」が出版されてすぐ、これを二宮和也さんで映画にしたい!と切に思いました。
映画化をご承諾いただけたことは幸甚の至りです。
二宮さんと波瑠さん、初共演のふたりの撮影初日を見て、
まさに〈悟とみゆき〉を感じました。

原作本の帯に「愛するって、こういうことじゃないか?」とあります。
誰かを大切にする、とは何か…。
珠玉のラブストーリーを全ての世代にお届け出来ればと思います。

 

「アナログ」

出演:二宮和也、波瑠
原作:ビートたけし「アナログ」(2023年6月20日に集英社文庫で刊行予定)
監督:タカハタ秀太
脚本:港岳彦
製作:「アナログ」製作委員会
配給:アスミック・エース=東宝
©2023「アナログ」FP©2023 T.N GON Co., Ltd.
公式twitter:@analog_movie