ツヴァイク原作、チェスでナチスに挑んだ男のサスペンス「ナチスに仕掛けたチェスゲーム」
- ナチスに仕掛けたチェスゲーム , フィリップ・シュテルツェル , シュテファン・ツヴァイク , オリヴァー・マスッチ , アルブレヒト・シュッへ , ビルギット・ミニヒマイアー
- 2023年05月02日
シュテファン・ツヴァイクの小説『チェスの話』を原作に、1冊のチェス本を武器にナチスとの心理戦に挑んだ男の運命を描く「ナチスに仕掛けたチェスゲーム」が、7月21日(金)よりシネマート新宿ほかで全国公開。場面写真が到着した。
久々に再会した妻と、ロッテルダム発アメリカ行きの豪華客船に乗り込んだヨーゼフ。ウィーンで公証人を務めていた彼には、貴族の資産の預金番号を教えるようナチスに迫られるも断ったため、ホテルに監禁された過去がある。
船内ではチェスの大会が開かれ、世界王者が乗客全員と戦っていた。船のオーナーにアドバイスを与え、引き分けに持ち込ませたヨーゼフは、王者と一騎討ちすることに。ヨーゼフがチェスに強いのには、悲しい理由があった──。
ユダヤ系オーストリア人の原作者ツヴァイクは、ドイツでヒトラーが首相に就任したことでオーストリアにも反ユダヤ主義が広まったため、1934年にイギリスへ亡命。その後、各地を転々として1942年に『チェスの話』を書き上げ、直後に自殺したためこれが最後の小説となった。
監督は「ゲーテの恋 ~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~」のフィリップ・シュテルツェル。主人公ヨーゼフを演じるのは、「帰ってきたヒトラー」でヒトラー役を務めたオリヴァー・マスッチ。
ヨーゼフとナチス、ヨーゼフとチェス王者。過去と現在のスリリングな駆け引きとともに、衝撃の事実が明かされるヒューマン・サスペンスに注目だ。
「ナチスに仕掛けたチェスゲーム」
監督:フィリップ・シュテルツェル
原案:シュテファン・ツヴァイク
出演:オリヴァー・マスッチ、アルブレヒト・シュッへ、ビルギット・ミニヒマイアー
2021/ドイツ/ドイツ語/112分/カラー/5.1ch/シネマスコープ/原題:Schachnovelle/G/字幕翻訳:川岸史
提供:木下グループ 配給:キノフィルムズ
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