東京工芸大学と池袋HUMAXシネマズがコラボ!学生たちが推薦する“映画館でこそ観て欲しい作品”を上映
- あのこは貴族 , 哭声 , 21ジャンプストリート , 映画館原理主義宣言 , 東京工芸大学
- 2023年05月09日
動画配信サービスの普及により、時と場所を選ばず映画が鑑賞できるようになった。「ながら視聴」や「倍速再生」など便利さも広がったが、一方で、コンサート・ホールでオーケストラ演奏を聞くのと同様、スクリーンで映画を味わう体験は何ものにも代え難い。〈映画館原理主義宣言〉は動画配信サービスを否定するものではないが、“映画館で映画を楽しむ”という原点を大切にしたプロジェクトとなる。
〈映画館原理主義宣言〉の旗印の下に、東京工芸大学芸術学部映像学科の3年生が映画上映を立案した。学生が提出した9企画より、学生の投票で3企画が選ばれ、池袋HUMAXシネマズのスタッフと相談して各企画から精選した3本を上映することが決定。学生の推し作品を映画館で楽しみたい。
上映企画①『フェミニズム、シスターフッド』より

「あのこは貴族」
2021年/日本/124分
監督:岨手由貴子 原作:山内マリコ 出演:門脇麦、水原希子
配給:東京テアトル、バンダイナムコアーツ
東京育ちのお嬢様で婚活に奔走する華子と、地方出身で上京してきた美紀。ちがう世界、ちがう考え方で生きてきた2人が、東京の街で偶然出会う。女性として生きる上でのしがらみ、うまく呼吸ができなくなるような息苦しさ。そんな社会で生きる私たちは、繋がることができる。華子と美紀や周囲の人々のように、無限に連なる世界のどこかで並んで歩くことができるのだ。ありのままの自分を優しく抱きしめ、愛して良いのだと思える作品。(推薦:當山直花)
上映企画②『韓国ノワールを追う』より

「哭声 コクソン」곡성(The Wailing)
2016年/韓国/156分
監督・脚本:ナ・ホンジン 出演:ファン・ジョンミン、クァク・ドウォン
配給:クロックワークス
スリリングなクライム・サスペンス『チェイサー』と『哀しき獣』を手掛けたナ・ホンジン監督の長編第3作。田舎の村に突如現れたよそ者、その男の奇妙な噂が広まると同時に、不可解な殺人事件が多発する。湿った緊張感の中で錯綜する情報に翻弄され続け、先の読めないまま、深い疑惑と不信が残る暗いところへ連れて行かれるあっという間の2時間30分。「わからない」が面白い、ダークでパワフルな韓国映画の傑作。(推薦:鈴木凛太郎)
※上映後、山川直人(監督・東京工芸大学元教授)のトークあり
上映企画③「アメリカン・コメディ特集~名作!DVDスルー作品の逆襲」より

「21ジャンプストリート」21 Jump Street
2012年/アメリカ/109分
監督:フィル・ロード&クリストファー・ミラー 出演:チャニング・テイタム、ジョナ・ヒル
配給:ソニー・ピクチャーズ・エンターテインメント
『LEGOムービー』や『スパイダーマン:スパイバースト』で知られる天才コンビ(ロード&ミラー)が送る、全世界で2億ドル(270億円)超の興収記録を上げた大傑作コメディ!警察官となった元同級生の二人が、ドラッグ密売の横行する高校に潜入捜査!「センス抜群のギャグ」と「ラブ・ロマンスでは片付けられない主演二人(C・テイタム&J・ヒル)のイチャイチャ」が、爆笑と感動を巻き起こす。劇場初公開。(推薦:尾崎秀治)
〈日時・場所〉
2023年6月16日(金)池袋HUMAXシネマズ
13:00-15:09「あのこは貴族」124分
15:30-18:41「哭声」156分+トーク(山川直人)30分
19:00-20:50「21ジャンプストリート」105分
〈料金〉
トークなし 一般:1,500円 大学生以下:1,000円 シニア:1,200円
トーク付き 一般:1,900円 大学生以下:1,000円 シニア:1,200円