過酷な場所でアイデンティティを貫く。エレガンス・ブラットン監督の実話に基づく「インスペクション ここで生きる」
- インスペクション ここで生きる , エレガンス・ブラットン , ジェレミー・ポープ , ガブリエル・ユニオン , ラウル・カスティーヨ , マコール・ロンバルディ , アーロン・ドミンゲス , ボキーム・ウッドバイン
- 2023年05月11日
新鋭エレガンス・ブラットン監督が、ゲイであるため過酷な日々に直面しながらもアイデンティティを貫いた自身の半生を映画化した「インスペクション ここで生きる」が、8月4日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほかで全国公開。予告編とポスタービジュアルが到着した。
ゲイであるため母に捨てられ、16歳から10年間ホームレス生活を送ってきたエリス・フレンチ。居場所がなく、自らの存在意義を求める彼は、たったひとつの選択肢と信じて海兵隊へ入る。だが訓練初日から教官にしごかれ、さらにゲイであることが知れ渡ると激しい差別に遭遇。何度も心が折れかけるが、そのたびに自らを奮い立たせ、暴力と憎悪に毅然と立ち向かう。そして孤立を恐れず、同時に決して他者を見限らない彼の信念は、徐々に周囲の意識を変えていく──。
海兵隊在籍時に映像記録係となってキャリアをスタートさせたエレガンス・ブラットン監督の長編デビュー作であり、A24が製作した「インスペクション ここで生きる」。
主人公フレンチを演じるのは、俳優および歌手として活動し、2019年のトニー賞では別々のパフォーマンスで2つの部門(演劇主演男優賞/ミュージカル助演男優賞)にノミネートされるという史上6人目の快挙を成し遂げたジェレミー・ポープ。本作では第80回ゴールデングローブ賞で主演男優賞(映画・ドラマ部門)にノミネートされた。音楽は「21世紀の最重要バンド」と評されるアニマル・コレクティヴが担当。
理不尽なセクシュアリティの“検閲”(インスペクション)に遭いながらも、《自分》であることを諦めない主人公の姿に胸を打たれる。
〈レビュー〉
傑作!すべてのシーンに真実が宿っている
── AWARDS WATCH
心の痛みを感じる、なのに希望に満ちた結末を迎える、爽やかで優しい映画
── Hollywood Reporter
今まで見たこともないような光景が広がる
── SHADOW AND ACT
「インスペクション ここで生きる」
監督・脚本:エレガンス・ブラットン
出演:ジェレミー・ポープ、ガブリエル・ユニオン、ラウル・カスティーヨ、マコール・ロンバルディ、アーロン・ドミンゲス、ボキーム・ウッドバイン
配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ
2022年/アメリカ/カラー/シネマスコープ/5.1ch/95分/R15+/原題:THE INSPECTION 日本語字幕:松浦美奈
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公式サイト:happinet-phantom.com/inspection/ 公式Twitter:@inspection_jp