女性たちの決断を描く「ウーマン・トーキング 私たちの選択」。キャストのインタビュー映像と著名人コメント公開

 

衝撃の実話をもとに、レイプ事件が相次ぐ村での女性たちの決断の物語を描き、第95回アカデミー賞脚色賞はじめ多くの賞に輝いたサラ・ポーリー監督作「ウーマン・トーキング 私たちの選択」が、6月2日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほかで全国公開。キャストのルーニー・マーラ、クレア・フォイ、ジェシー・バックリーが語るインタビュー映像、ならびに著名人のコメントが到着した。

 

 

「抑圧を経験したことがない、自覚さえない人であっても、共感できるところがある」「男女ともに既存の教えを捨て去り、新たな価値観を学ばなければならない」──キャスト陣は思いを述べていく。

 

〈コメント〉(敬称略・50音順)

宇垣美里(フリーアナウンサー・女優)
なかったことにされてきた
おぞましい犯罪を前に、
選択を迫られる女たち。
あまりの無力感に震えが止まらなかったけど、
負の連鎖を断ち切らんと立ち上がる姿に、
描かれる希望と連帯に、
背中を押され、未来を信じたいと思えた。

大島依堤亜(グラフィックデザイナー)
品のよいビジュアルに騙されてはいけない。
何を隠そう『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のようにたぎる映画なのだ!

瀧波ユカリ(漫画家)
女たちはあらかじめ奪われている。伝え残す文字を、世界を知る地図を、語り合う時間を、体を守る装いを。この映画がその真実を繰り返し突きつけてくるのに気付いた時、怒りと共感が震えと共に湧きあがった。

竹田ダニエル(ライター)
聞こう、女性たちの声を。
自分たちの手で変えよう、未来を。
歴史から、被害者から、絶対に目を背けるな。この映画は、そう強く訴える。

辻愛沙子(株式会社arca CEO / Creative Director)
これは、現代を生きるすべての女たちの物語。
そして、すべての男たちが知っておくべき衝撃の実話。
当事者じゃない人は1人もいない、そんな作品だった。

山崎まどか(コラムニスト)
女たちが語り始めるとき、世界は大きく変わる。
誰かを打ち負かす議論ではなく、生き延びるための対話を模索する、
彼女たちと共に私たちも希望に繋がる言葉を探していこうではないか。

ゆっきゅん(DIVA)
異なる道理で生きる他者とも対話を重ねることが必要だと人は言う。
それは本当にそうかも。それでも、対話をするかどうかは私たちが決めてよいことなのだと映画は強く訴える。あなたの話を最後まで聞くのは、信じられるものがあるからだ。心の中の沈黙に気付かされるような言葉たちに何度も泣いてしまった。

 

 

Story
2010年、自給自足の生活を送るキリスト教一派の村で、女性たちが次々とレイプ被害に遭う。それを男性たちは「悪魔の仕業」「作り話」と否定してきたが、ある日、それが実際に犯罪だったと判明。男性たちが街へ出ている2日間、尊厳を奪われた女性たちは、未来を選択すべく話し合う──。

 

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配給:パルコ、ユニバーサル映画

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