望月六郎の一般映画デビュー作「スキンレスナイト」がデジタルレストア版で復活。監督の特集上映も決定

 

家族を養うためにAV製作会社を経営する男。学生時代に撮影した8mmフィルムを偶然見つけ、忘れかけていた日々を追い始めるが──。望月六郎監督の自伝的一般映画デビュー作「スキンレスナイト」(1991)が、デジタルレストア版で9月16日(土)より新宿K’s cinemaほかで全国順次公開。予告編が到着した。

 

 

バックに流れるのは、鈴木慶一の挿入歌『塀の上で』(唄:はちみつぱい)。八神康子、桂木文、宮下順子といった女優陣も登場する。

 

 

併せて、新宿K’s cinemaで望月監督の特集上映を行うことも決定。「鬼火」(96)「恋極道」(97)「皆月」(99)の3作が、35mmフィルムでスクリーンに甦る。

 

「鬼火」 ©1996 山之内幸夫/GAGA PRODUCTIONS
「恋極道」 ©1997 東映ビデオ
「皆月」 © 日活

 

Story
かつてピンク映画を撮っていたが、今は妻の千恵(八神康子)と幼い娘を養うため、小さなAV製作会社を経営する加山睦郎(石川欣)。刺激ばかりを求めるAV業界が肌に合わなくなった矢先、彼は学生時代に撮影した未完の8mm映画を発見、「また自分で映画を撮りたい。あの頃の自分に戻ってみたい」という衝動に駆られる。
そして学生時代の憧れの存在で、今は結婚している神保依子(桂木文)が住む家の裏手のアパートを借り、彼女と再会。かつての夢と現在の仕事の間で揺れ動く睦郎は、行方不明となる……。

 

「スキンレスナイト ―デジタルレストア版―」

監督:望月六郎
企画:森川圭 脚本:斉藤水丸、望月六郎 撮影:遠藤政史 音楽:小林輝 プロデューサー:山崎虎之介 製作:イースタッフユニオン
出演:石川欣、八神康子、桂木文、佐藤正宏、宮下順子、河原さぶ、村松利史、趙方豪、小沢奈美、冴島奈緒、鮎川真理
1991年製作/107分/モノラル PG12
提供:ハンドメイドビジョン 配給:フルモテルモ
© イースタッフユニオン