もっとうまく、ふまじめに生きる。まつむらしんご監督「ふまじめ通信」

 

「あつい胸さわぎ」のまつむらしんご監督が、和歌山県の港町・加太を舞台に “ふまじめ” に生きる人々を描いた「ふまじめ通信」が、10月20日(金)より池袋シネマ・ロサ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで全国公開。メインビジュアルと場面カットが到着した。

 

 

まじめすぎる性格が災いして心身を病み、教師を辞めたクニちゃんこと小山田久仁子(28)。友人の亡き叔父が所有していた空き家を管理するため、Iターンした彼女は、「もっと、うまく、ふまじめに生きなさい」という医者の助言を思い出す。そして『ふまじめ通信』という音声番組を始めることに。
番組で流れるのは、クニちゃんが出会ったちょっぴりマヌケでもの哀しい “ふまじめ” な人々のエピソード。呑気そうな人でも、心の隅に物語をしまっている……。

クニちゃんを演じるのは、「湯沸かしサナ子、29歳」の宇乃うめの。友人のヤッちゃん役には「タロウのバカ」の植田紗々、ミンミン役にはモデルやスタイリストなど肩書きを問わず活動する7A。

 

 

 

まつむらしんご監督コメント
銭湯のシーンでフルーツ牛乳が登場します。私は撮影地の関西で、フルーツ牛乳を入手するのが困難だということを知りませんでした。プロデューサーは原付で往復2時間かけてフルーツ牛乳を手に入れてくれました。その誇らしげな顔を前にして私は言えませんでした。「コーヒー牛乳でも、別に良かったです」
ふまじめを描くための映画なのに、結局我々はいつも通り細部までまじめに作りました。いや、作ることしかできませんでした。
ふまじめであろうとすることは、まじめであることよりよっぽど難しいのだ。と学びました。この映画を観た人が少しでも楽な気持ちになってくれたら本望です。

 

 

 

「ふまじめ通信」

出演:宇乃うめの、植田紗々、7A、西本まりん、三宅朱莉、濱正悟、渡部直也、本谷紗己、そわんわん、中丸新将、みやなおこ、枝元萌、加藤弘晃、小谷慈、七草きよえ
監督・脚本:まつむらしんご
ヴィジュアルディレクター:柴崎まどか 音楽:かなふぁん 主題歌:kiss the gambler「ふまじめ」
照明:ユイカミレイ 録音:庄野廉太朗 制作進行:加藤弘晃 イラスト:佐藤穂波 
企画プロデューサー:谷内田彰久 製作プロデューサー:前田和紀
製作:パラレルアイズ 制作:CINEC
後援:和歌山県・和歌山県教育委員会・和歌山市・和歌山市教育委員会
協力:IBW美容専門学校、いなさ、オジバ商店、加太観光協会、加太中学校、観音山フルーツガーデン、小嶋一商店、四季の味ちひろ、新町温泉、相互タクシー、南海フェリー、旅籠屋菊水、松田美容室、和歌山麦酒醸造所三代目 アロチ珉明 餃子の安芸津 
配給:シネメディア
©ふまじめ通信
公式サイト:https://fumajime.jp/