雪山での転落死、真相は? カンヌでパルムドール受賞「Anatomy of a Fall」(英題)

 

夫殺しの疑いをかけられた女性の運命を追う中で、闇深い諸問題が浮上する──。第76回カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝き、第81回ゴールデン・グローブ賞で作品賞(ドラマ部門)・主演女優賞(ドラマ部門/ザンドラ・ヒュラー)、脚本賞(ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ)、外国語映画賞の4部門にノミネートされたジュスティーヌ・トリエ監督作「Anatomy of a Fall」(英題)が、2月よりTOHOシネマズ シャンテほかで全国公開。場面写真が到着した。

 

 

雪山の山荘で男が転落死し、妻に殺人容疑がかかる。唯一の証人は視覚障碍がある11歳の息子。これは事故か、自殺か、殺人か。真相を追う中で、観る者の価値観は崩れていく──。

女性監督のパルムドール受賞作は、ジェーン・カンピオン「ピアノ・レッスン」(93)、ジュリア・デュクルノー「チタン」(21)に続き史上3本目。ゴールデン・グローブ賞の行方に注視しつつ、日本公開を待ちたい。

 

「Anatomy of a Fall」(英題)

監督:ジュスティーヌ・トリエ
脚本:ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ
出演:ザンドラ・ヒュラー、スワン・アルロー、ミロ・マシャド・グラネール
配給:ギャガ
原題:Anatomie d'une chute 字幕翻訳:松﨑広幸
2023年/フランス/カラー/ビスタ/5.1chデジタル/152分/G
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