世界が注目するバス・ドゥヴォス監督「Here」、緩やかな《出会い》を紡ぐ予告編

 

世界が注目するベルギーのバス・ドゥヴォス監督が、移⺠労働者と植物学者の緩やかな交流を紡ぎ、第73回ベルリン国際映画祭でエンカウンターズ部門最優秀作品賞と国際映画批評家連盟賞(FIPRESCI賞)に輝いた「Here」が、2月2日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほかで全国公開。グラフィックデザイナーの大島依提亜が手掛けたアザーポスター、予告編、場面写真が到着した。

 

 

ブリュッセルに住む建設労働者のシュテファンは、アパートを引き払って祖国ルーマニアに戻るか悩んでいる。やがて冷蔵庫の残り物でスープを作り、姉や友人らに別れの贈り物として配って回る。

出発の準備を整えたシュテファンは、森を散歩中に以前レストランで出会った中国系ベルギー人のシュシュと再会。そこで初めて彼女が苔類の研究者であることを知る。足元に広がる多様で親密な世界で、二人の心はゆっくりと繋がっていく──。

 

 

ブレヒト・アミールの魅惑の音楽とともに、16ミリフィルムの穏やかな映像が、スタンダードサイズ画面を満たす。《世界と出会い直す魔法》の物語に身を委ねたい。

 

   

 

なお、第72回カンヌ国際映画祭監督週間に出品されたバス・ドゥヴォスの前作「ゴースト・トロピック」(2019)も同時公開。こちらも見逃せない。

 

「Here」

監督・脚本:バス・ドゥヴォス 撮影:グリム・ヴァンデケルクホフ 音楽:ブレヒト・アミール 音響:ボリス・デバッケレ
出演:シュテファン・ゴタ、リヨ・ゴン、サーディア・ベンタイブ、テオドール・コルバン、セドリック・ルヴエゾ
2023/ベルギー/オランダ語・フランス語・ルーマニア語・中国語/83分/DCP(16mm撮影)/カラー/スタンダード(1.33:1)/G/日本語字幕:手束紀子/配給:サニーフィルム
©︎ Quetzalcoatl
公式サイト:www.sunny-film.com/basdevos