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ナタリー・ポートマン×ジュリアン・ムーアで“年の差スキャンダル”を映画化した「MAY DECEMBER」(原題)、アカデミー賞脚本賞ノミネート

 

「キャロル」のトッド・ヘインズ監督がナタリー・ポートマンとジュリアン・ムーアの共演で、全米に衝撃を与えた“13歳の少年と36歳の女性”のスキャンダルを映画化。昨年の第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された「MAY DECEMBER」(原題)が、本年度の第96回アカデミー賞で脚本賞にノミネートされた。日本では2024年に全国公開される。

 

 

36歳のグレイシー(ジュリアン・ムーア)は、13歳のジョー(チャールズ・メルトン)と運命的な恋に落ちる。二人の仲はタブロイド紙を連日賑わせ、アメリカ中が大注目。服役することになったグレイシーは、獄中でジョーとの間にできた長女を出産する。そして出所後にはジョーと結婚し、双子の兄妹を授かった。

それから20年、いまだ嫌がらせを受けることはあっても幸せに暮らすグレイシーとジョー。長女は大学生になり、双子は高校卒業を数日後に控えている。そんな中、二人のスキャンダルを題材にした映画の製作が決まり、グレイシー役のハリウッド女優エリザベス(ナタリー・ポートマン)が、リサーチのため街に滞在する。彼女の執拗な観察と質問を受けた夫婦は、心情を露わに。そしてエリザベスも役に成り切ろうとするあまり、深い沼にはまっていく──。

映画はIndieWire、NY Times、The Hollywood Reporter、The Guardianなどの有力媒体で2023年度ベスト映画に選出され、先日のゴールデングローブ賞ノミネートをはじめ多くの賞レースに名を連ねた。アカデミー賞の結果とともに注目したい。

 

「MAY DECEMBER」(原題)

監督:トッド・ヘインズ 脚本:サミー・バーチ
出演:ナタリー・ポートマン、ジュリアン・ムーア、チャールズ・メルトン
配給:ハピネットファントム・スタジオ
2023年/アメリカ
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