心の闇が生み出した《怪物》。カルロス・ベルムト監督「マンティコア 怪物」

 

「マジカル・ガール」(14)のカルロス・ベルムト監督が、《怪物》を生み出してしまった青年の運命を描いた「マンティコア 怪物」が、4月19日(金)よりシネマート新宿、渋谷シネクイントほかで全国順次公開。ビジュアルと30秒予告編が到着した。

 

 

モンスターを制作するゲームデザイナーのフリアン。内気な彼は、同僚の誕生日パーティで聡明かつミステリアスなディアナに出会い、惹かれていく。一方で彼は、隣家の少年を火事から救って以来パニック発作に悩んでおり、やがてマンティコア(怪物)を生み出してしまう……。

 

 

日本の漫画、アニメ、映画を愛し、「マジカル・ガール」では架空の日本アニメ『魔法少女ユキコ』に憧れる白血病の少女を描いたカルロス・ベルムト監督。その新作は、心の闇に踏み込んだ衝撃作だ。

映画はトロント国際映画祭コンテンポラリー・ワールド・シネマ部門、シッチェス・カタロニア国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門、東京国際映画祭コンペティション部門に出品された。主人公の運命を見届けたい。

 

 

「マンティコア 怪物」

監督・脚本:カルロス・ベルムト
出演:ナチョ・サンチェス、ゾーイ・ステイン、アルバロ・サンス・ロドリゲス、アイツィべル・ガルメンディア
2022年/スペイン・エストニア/カラー/DCP/5.1ch/ビスタ/116分/原題:Mantícora/PG12
配給:ビターズ・エンド
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