《縁》が導く愛の行方は──。アカデミー賞ノミネート「パスト ライブス/再会」ロング予告編

 

摂理や運命を意味する韓国語〈縁ーイニョンー〉をモチーフに、ソウルで恋心を寄せ合い、24年後にニューヨークで再会した二人の7日間を描写。本年度アカデミー賞作品賞&脚本賞ノミネートをはじめ世界中の賞レースに名を連ねた「パスト ライブス/再会」が、4月5日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほかで全国公開される。本国版ロング予告編が到着した。

 

 

ソウルに暮らす12歳の少女ノラと少年ヘソン。互いに恋心を抱いていたが、ノラの海外移住により離ればなれとなる。12年後、24歳となってニューヨークとソウルでそれぞれの人生を歩んでいた二人は、オンラインで再会。だが、互いを想いながらもすれ違ってしまう。さらに12年後、36歳のノラは作家のアーサーと結婚していた。ヘソンはそれを知りながらもニューヨークを訪れ、二人はようやく再会するが……。

 

 

監督は、これが初長編映画となるセリーヌ・ソン。12歳で家族と共にソウルからトロントへ移住し、その後ニューヨークに移った自身の体験を元に脚本を執筆した。ノラを演じるのは『ロシアン・ドール』(19〜)のグレタ・リー、ヘソン役は『その恋、断固お断りします』(23)のユ・テオ、アーサー役は、『キャロル』(15)「ファースト・カウ」(20)のジョン・マガロ。製作はアメリカのA24と韓国のCJ ENMが共同で手掛けている。

〈縁ーイニョンー〉についてソン監督は「東洋の文化では“縁”について語るとき、必ずしも行動に移せるものではないことが多いんです。時には、突然現れるような場合もあります」と説明。そして本作を愛の物語だとし、「愛とは、相手のことを尊敬し、その人生を理解してあげること。守ってあげる価値がある、存在する価値があると理解してあげることです」と語っている。縁に導かれた者たちの行方を見守りたい。

 

 

「パスト ライブス/再会」

監督・脚本:セリーヌ・ソン
出演:グレタ・リー、ユ・テオ、ジョン・マガロ
2023年/アメリカ・韓国/カラー/ビスタ/5.1ch/英語、韓国語
字幕翻訳:松浦美奈/原題:Past Lives/106分/G
提供:ハピネットファントム・スタジオ、KDDI 配給:ハピネットファントム・スタジオ
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公式サイト:https://happinet-phantom.com/pastlives