ラジ・リ監督「バティモン5 望まれざる者」、リアルが交錯した撮影を明かすメイキング映像公開

 

「レ・ミゼラブル」のラジ・リ監督が、パリ郊外《バンリュー》にある移民居住棟エリア“バティモン5”の住民と、再開発に向けてエリア一掃を目論む行政との衝突を描いた「バティモン5 望まれざる者」が公開中。メイキング映像が到着した。

 

 

実際にバンリューに住むエキストラたちと対話しながら、演技を指示するラジ・リ監督。市長の横暴に耐えかねた住民たちが、新リーダーを擁立しようとデモを決行するシーンでは、エキストラが「自分の権利のために意見を表明したい。もうウンザリだからね」とリアルな思いを明かす。

そうして撮られた、ドラマとドキュメンタリーが一体化したような力強いシーンの数々に注目したい。

 

 

Story
労働者階級の移民が多く暮らすバンリュー。その一画“バティモン5”では、老朽化した団地の取り壊し計画が進んでいた。そうした中、前任者の急逝により臨時市長となったピエールは、バティモン5の復興と治安改善に向けた政策を強行。追い込まれた住民たちは、ケアスタッフとして働くアビーに先導されて反発し、衝突は激化する──。

 

© SRAB FILMS - LYLY FILMS - FRANCE 2 CINÉMA - PANACHE PRODUCTIONS - LA COMPAGNIE CINÉMATOGRAPHIQUE – 2023
配給:STAR CHANNEL MOVIES

▶︎ 「レ・ミゼラブル」のラジ・リ監督作。パリ郊外で住民と行政が衝突「バティモン5 望まれざる者」