人体が動物化する世界──。セザール賞やカンヌを賑わせた「動物界」

 

人体が動物化する奇病が蔓延した世界を舞台に衝撃ドラマを紡ぎ、第49回セザール賞最多12部門ノミネートおよび第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門オープニング作品選出を果たすとともに、本国フランスでスマッシュヒットを記録した「動物界」が、11月8日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷などで公開。ポスターと特報映像が到着した。

 

 

人体が動物に変異する感染症のパンデミックに見舞われた近未来。凶暴な“新生物”は施設に隔離され、フランソワの妻であるラナもその一人だった。ある日、移送中の事故により彼らは野に放たれる。フランソワは息子のエミールと共にラナの行方を追うが、エミールの身体にも変化が表れ始めた。人と新生物の分断が深まる中、親子が下した決断とは──?

フランソワ役を「真夜中のピアニスト」のロマン・デュリス、エミール役を「Winter boy」のポール・キルシェが務め、「アデル、ブルーは熱い色」のアデル・エグザルコプロスも出演。監督は2014年の初長編「Les Combattants」(英題:Love at First Fight)で数々の賞に輝いた俊英トマ・カイエ。

感染症など現代的テーマを内包しつつ、“突然変異”というべき世界観で惹きつける必見スリラーだ。

 

 

「動物界」

監督・脚本:トマ・カイエ
出演:ロマン・デュリス、ポール・キルシェ、アデル・エグザルコプロス、トム・メルシエ、ビリー・ブラン
2023年/フランス/フランス語/カラー/スコープサイズ/DCP/128分
原題:LE RÈGNE ANIMAL 英題:THE ANIMAL KINGDOM
字幕翻訳:東郷佑衣 配給:キノフィルムズ 提供:木下グループ 映倫区分:PG12
© 2023 NORD-OUEST FILMS - STUDIOCANAL - FRANCE 2 CINÉMA - ARTÉMIS PRODUCTIONS.
公式サイト:https://animal-kingdom.jp/