カンヌ映画祭受賞他、世界で旋風を巻き起こした話題作「ジョイランド わたしの願い」新スチール&コメント&WEB限定予告 解禁

伝統的な価値観に縛られる若い夫婦が、そこから解放されて自分らしく自由に生きたいという願いの間で、揺れ動く姿が繊細に描かれている「ジョイランド わたしの願い」。第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞&クィア・パルム賞受賞、第95回アカデミー賞国際長編映画賞パキスタン代表&ショートリスト選出を果たすなど、世界で旋風を巻き起こした本作の新スチール、コメント、WEB限定予告編が解禁となった。

 

 

〈コメント〉

マララ・ユスフザイ (エグゼクティブ・プロデューサー/ノーベル平和賞受賞者)
パキスタンのアーティストが世界の映画界でトップクラスであることを証明する映画をサポートできることを大変誇りに思います。「ジョイランド わたしの願い」は、私たちの身近な人々に目を向けるよう、私たちを促します。私たちの家族や友人を、私たち自身の期待や、社会的偏見に彩られることなく、ありのままに見るように、と。

寺尾紗穂(文筆家・音楽家)
家父長制の息の根は長く、
長い過渡期を私たちは生きている。
彼女の折られた羽根は
優しく癒されなければならなかった。

藤野千夜(作家)
古いしきたりなんていらない!絶望に近い悲しみの中で強くそう思った。
たとえ風当たりが強くても、みんな自由に!

松田青子(作家)
細やかで繊細な描写の積み重ねが、家父長制が誰から何を奪い、誰に何を決断させてしまうのかを暴いていく。

清田隆之(文筆家、「桃山商事」代表)
奪った翼で羽ばたき、奪った酸素で呼吸する。
無自覚にそれをしている人たちの姿が克明に描かれていた。
病んでいたのは絶対、彼女のほうじゃない。
あの怒りと絶望は、俺たちに向けられたものでもあるはずだ。

ドリアン・ロロブリジーダ(ドラァグクイーン)
家、伝統、世間体、信仰。様々な“檻”の中で、もがきさまよう人々。ジョイランドの本当の在処は、悲しいほどに遠い彼方だ。

アサダアツシ(脚本家)
打ちのめされる。この作品を語るのにこれ以上相応しい言葉はない。見終わって数日経っても衝撃は続いている。

松尾亜紀子(エトセトラブックス代表、編集者)
妻や夫たちのわずかな時間きらめく生が素晴らしいほど、『家』さえなければ誰もが自分であれたのにと悔しい。

 

WEB限定予告編のナレーションコピーは『家族の愛と、自由に生きたいという願い、二つのはざまで揺れ動く──』。疾走感あるショートムービーが完成した。

 

ジョイランド わたしの願い
監督・脚本:サーイム・サーディク
出演:アリ・ジュネージョー、ラスティ・ファルーク、アリーナ・ハーンほか
製作総指揮:マララ・ユスフザイ、リズ・アーメッド『サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜』 ほか
英題:JOYLAND/2022年/パキスタン/パンジャーブ語、ウルドゥー語/1.33:1/ 5.1ch/127分/日本語字幕:藤井美佳/_・インターナショナル
© 2022 Joyland LLC

保守的社会で自由を求めて。カンヌやアカデミー賞で注目された「ジョイランド わたしの願い」