二人の沖縄県知事の闘いの記録。佐古忠彦監督「太陽(ティダ)の運命」

 

「米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー」「生きろ 島田叡-戦中最後の沖縄県知事」の佐古忠彦監督が新たに沖縄現代史に切り込んだ「太陽(ティダ)の運命」が、3月22日(土)より沖縄の桜坂劇場で先行公開、4月19日(土)より東京のユーロスペースほか全国で順次公開される。ポスタービジュアルが到着した。

 

 

真逆の政治的立場ゆえに反目しながらも、国と激しく対峙した二人の沖縄県知事がいた。第4代の大田昌秀(任期:1990~98年)と第7代の翁長雄志(任期:2014~18年)だ。大田は軍用地強制使用の代理署名拒否、翁長は辺野古埋め立て承認の取り消しによって国と法廷で争い、民主主義や地方自治のあり方、この国の矛盾を浮き彫りにした。

二人の《ティダ》(太陽の意。遥か昔の沖縄で首長=リーダーを表した言葉)は、何を目指し、何と闘い、何に挫折し、そして何を成したのか。相剋の果てに辿り着いた場所、そこから見える国の現在地とは──。不屈の闘争および人間的魅力を、関係者の証言を交えて綴った注目ドキュメンタリーだ。

 

 

「太陽(ティダ)の運命」

監督:佐古忠彦 撮影:福田安美 音声:町田英史 編集:庄子尚慶 語り:山根基世
音楽:兼松衆、阿部玲子、澤田佳歩、佐久間奏、栗原真葉、三木深
選曲・サウンドデザイン:御園雅也 音楽制作プロデューサー:水田大介 音響効果:田久保貴昭
プロデューサー:小濱裕、嘉陽順、嘉手納央揮、米田浩一郎、松田崇裕、津村有紀
テーマ曲:「艦砲ぬ喰ぇー残さー」作詞・作曲:比嘉恒敏
劇中歌歌唱:でいご娘 エンディングテーマ演奏:辺土名直子
2025年/日本/日本語/カラー(一部モノクロ)/ビスタ/5.1ch/129分
琉球放送創立70周年記念作品 制作:琉球放送、TBSテレビ 配給:インターフィルム
©2025 映画「太陽の運命」製作委員会
公式サイト:https://tida-unmei.com