過激なヒップホップ・トリオが権利のために闘う「KNEECAP/ニーキャップ」
- マイケル・ファスベンダー , KNEECAP/ニーキャップ , リッチ・ペピアット , モウグリ・バップ , モ・カラ , DJプロヴィ , ジョシー・ウォーカー
- 2025年05月02日
北アイルランド出身のヒップホップ・トリオ〈KNEECAP〉。2022年まで同地で公用語として認められていなかったアイルランド語でラップをし、政治的風刺の効いた過激なリリックとパフォーマンスで注目され、“セックス・ピストルズ以来、最も物議を醸すバンド”という呼称もある。
そんな彼らの誕生の経緯を、メンバー自ら本人役を演じて描いた半自伝的物語「KNEECAP/ニーキャップ」が、8月1日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開される。ポスタービジュアルと予告編が到着した。
ベルファストで生まれ育ったドラッグディーラーのニーシャ(MCネーム:モウグリ・バップ)と幼なじみのリーアム(MCネーム:モ・カラ)。麻薬取引で警察に捕まったモウグリは、英語を話すことを拒んで反抗的な態度を貫いていた。そこに通訳として派遣された音楽教師のJJ(MCネーム:DJプロヴィ)は、モウグリが手帳に綴ったアイルランド語の歌詞を見て才能を確信。こうして3人は、アイルランド語を復権させるべく、アイルランド語のヒップホップを始めることに──。
ドラッグにまみれた労働者階級の若者をポップかつユーモラスに描き、“アイルランド版トレインスポッティング”とも評された本作。アイルランドでアイルランド語映画の初週動員記録を塗り替えるヒットとなり、第40回サンダンス映画祭で観客賞(NEXT部門)を受賞、第97回アカデミー賞国際長編映画賞ではショートリストに選出された。痛快な闘争劇に注目だ。
「KNEECAP/ニーキャップ」
監督・脚本:リッチ・ペピアット
製作:トレバー・バーニー、ジャック・ターリング
撮影:ライアン・カーナハン
音楽:マイケル・“マイキー・J”・アサンテ
出演:モウグリ・バップ、モ・カラ、DJプロヴィ、ジョシー・ウォーカー、マイケル・ファスベンダー
2024年/105分/イギリス・アイルランド/カラー/5.1ch/2.35:1/R18+
原題:KNEECAP 日本語字幕:松本小夏
後援:アイルランド大使館 配給:アンプラグド
© Kneecap Films Limited, Screen Market Research Limited t/a Wildcard and The British Film Institute 2024
公式サイト:unpfilm.com/kneecap