「誘拐ラプソディー」(10)、「捨てがたき人々」(14)などの作品で注目を浴び、俳優としても活躍する榊英雄監督が、「アリーキャット」の脚本家・清水匡と再びタッグを組み、安田顕と山田裕貴を主演に迎えてオール福井ロケを敢行、完全オリジナルストーリーとして地方都市で代行ドライバーとして働く男ふたりの一夜の心の交流を描いた「ハザードランプ」が4/15(金)に公開。この度、初対面のはずのふたりの思いも寄らない過去が交錯していく濃密な人間ドラマを映し出した本予告映像及び本ポスターが解禁された。
満月の夜には何かが起こる
ベテラン代行ドライバーの須貝(安田顕)と、新人ドライバーの刈谷(山田裕貴)。社長の命によって初めてタッグを組むことになったふたりは「満月の週末は絶対酷いことが起こる!」と騒ぐスタッフを横目に仕事に出かけるが、その業務中、刈谷が須貝の静止を無視、突然追突事故スレスレの危険な運転をしてしまう。
「なんですか、刈谷ってやつ!」
「刈谷から言い出したんだよ、お前と組みたいって」
初対面のはずの刈谷がなぜ、須貝を指名してきたのか?その暴走事件をきっかけに〈初対面だったはずのふたり〉の思いも寄らない過去が交差し始める。
「3年前の事件のこと、調べました」「あなたは命を狙われています」と須貝に告げる、突如現れた謎の女。そして、少しずつ明かされる彼の死んだ恋人についての想いと後悔、刈谷との衝突と涙。それまで、ただ生きていた彼の人生がこの夜をきっかけに少しずつ動き出していく。
〈刈谷〉とは一体何者なのか?
夜が明ける時、ふたりが目にする景色とは?
「満月の週末だな」――閉ざされた空間〈車の中〉で過ごす、わずかな時間。
そこで初めて出会ったふたりが生み出す、濃密な人間ドラマの行方やいかに?
……というストーリーが展開する。ポスターは本作で重要なキーとなる〈代行タクシー〉の前で、しっかりと前を見据えながら佇むふたりを切り取ったもの。「満月の夜には、何かが起こる」というキャッチコピーをそのまま投影したような、人生にハザードランプが点ったふたりの濃密な一夜を映し出すようなビジュアルに仕上がった。
安田顕と山田裕貴の深みある演技
主人公・須貝に扮するのは演劇ユニット「TEAM NACS」メンバーで、映画・ドラマ・舞台など数々の話題作に出演、硬派な役から個性的な役まで幅広く演じることに定評のある安田顕。その代行ドライバーの相棒として一夜を共にする刈谷役を、ドラマ『ここは今から倫理です。』(NHK)やドラマ『志村けんとドリフの大爆笑物語』(CX)に主演したほか、高い演技力が評価され多数の映画に引っ張りだこの山田裕貴が演じる。
濃く、深く、そして時に滑稽に。地方都市の夜に交錯し、数時間のうちに変化していく男たちの物語に期待が膨らむ。
Story とある地方都市。須貝は運転代行ドライバーとしてひっそりと暮らしていた。しかし、満月の夜に、その小さな町で女子中学生の連れ去り事件が発生。犯人が捕まらないまま迎えた次の満月の夜、新人の刈谷が入社し須貝とタッグを組むことに。「満月の夜には何かが起こる」。そう嘯く同僚の言葉を背に車に乗り込むふたりだったが、一癖も二癖もある乗客たちを相手にするうち、お互いの過去が交錯していき…。初対面の須貝と刈谷、ふたりの過去にはいったい何があったのか――。 |
「ハザードランプ」
出演:安田顕、山田裕貴、松本若菜、中村中、阿部純子、山野海、佐々木春香、ミスターちん、辻凪子、溝口琢矢、永島聖羅、遠藤雄弥、真魚、丸本凛、森岡豊、長岩健人、大和田伸也、津田寛治、六平直政、金田明夫、石倉三郎
監督:榊英雄(*榊は「木神」)
脚本:清水匡
音楽:和(IZUMI)
製作:東映ビデオ、UNITED PRODUCTIONS
配給:東映ビデオ
制作プロダクション:UNITED PRODUCTIONS
上映時間:108分
©2022「ハザードランプ」製作委員会
公式サイト:hazard-lamp.com