ダイアナ妃を描いたアカデミー賞有力候補作、予告編が解禁!
- スペンサー ダイアナの決意 , クリステン・スチュワート , パブロ・ラライン , 沢城みゆき
- 2022年02月04日
クリステン・スチュワートがダイアナ元妃を演じ、賞レースを賑わせている話題作『Spencer』が、「スペンサー ダイアナの決意」の邦題で2022年秋に公開される。
Photo credit:Pablo Larrain
没後25年、ダイアナの知られざる姿とは?
1997年8月31日、ダイアナ元皇太子妃が交通事故で亡くなったというニュースは世界中に衝撃を与えた。スペンサー伯爵家の令嬢として誕生し、20歳でチャールズ皇太子と結婚すると瞬く間に人気者となったダイアナ。世界中で「ダイアナ・フィーバー」を巻き起こし、2人の息子を育て、死の直前まで人道支援活動に心を注いだ「愛の人」。36歳という短い生涯を駆け抜けた彼女の生き様は世界中の人々に希望と共感を与え、今なお愛され続けている。ダイアナ元皇太子妃がその後の人生を変える決断をしたといわれる1991年のクリスマス休暇を描いた本作は、本年度のヴェネツィア国際映画祭、トロント映画祭といった名だたる映画祭で上映され、話題をさらった。アメリカ最大の映画評論サイト、RottenTomatoでも84%の好意的評価を獲得している。
ダイアナを演じるのは、「トワイライト」シリーズ、「チャーリーズ・エンジェル」のクリステン・スチュワート。キャリア史上最高と称された渾身の演技は、アカデミー賞最有力との呼び声も高い。監督を務めるのは、「ジャッキー/ファーストレディ最後の使命」でジャクリーン・ケネディの知られざる姿を描き、主演のナタリー・ポートマンをアカデミー賞ノミネートに導いたパブロ・ラライン。鋭い洞察力と確かな手腕でダイアナの孤独と苦しみを静かに浮き彫りにする。
苦悩を捉えた30秒予告が解禁
世界中から愛されたダイアナ妃の悲しい出来事をもとに、“寓話”として語られる本作で描かれるのは、夫の不倫、王室の異様な抑圧、そしてマスコミに追われる日々に憔悴し、精神不安定となったダイアナが決死の覚悟で過ごすクリスマスの3日間の物語。
©2021 KOMPLIZEN SPENCER GmbH & SPENCER PRODUCTIONS LIMITED
映像では、夫チャールズとその愛人カミラがダイアナに向ける意味深な目線、「言われた事だけをやれ」と冷たく言い放つチャールズの姿が切り取られ、王室で孤立するダイアナがぎりぎりの精神状態に追い込まれていく様子が窺える。壊れそうなほどの苦悩を抱え、全力で駆け、踊り、泣き崩れ、女王という高貴な地位よりも子供たちの母親という唯一無二の肩書を選ぼうとするダイアナ。その強固な決意が滲み出ている。
数々の映画賞で評価されているクリステン・スチュワートの名演と、全編フィルムで撮影された圧倒的な映像美、そしてダイアナの代名詞である華麗なファッションも見逃せない。また、予告編のナレーションを務めるのは、『ルパン三世』の峰不二子や、最近では『鬼滅の刃 遊郭編』の美しくも最強の敵・堕姫を演じた沢城みゆき。ダイアナの繊細ながらも芯のある強さ、そして波乱万丈な人生をドラマティックなナレーションで表現している。
Story 1991年のクリスマス。ダイアナ妃とチャールズ皇太子の夫婦関係はすでに冷え切っていた。不倫や離婚の噂が飛び交う中、クリスマスを祝うため、エリザベス女王の私邸サンドリンガム・ハウスに王族が集結。ダイアナ以外の誰もが平穏を装い、何事もなかったように過ごしている。息子たちとのひと時を除いて、ダイアナが自分らしくいられる時間はどこにもなかった。ディナーも、教会での礼拝も、常に誰かに見られている。精神が限界に達して追い詰められたダイアナは、生まれ育った故郷サンドリンガムで、今後の人生を決める一大決心をする――。 |
「スペンサー ダイアナの決意」
主演:クリステン・スチュワート、ジャック・ファーシング、ティモシー・スポール、サリー・ホーキンス、ショーン・ハリス
監督:パプロ・ラライン
配給:STAR CHANNEL MOVIES
©2021 KOMPLIZEN SPENCER GmbH & SPENCER PRODUCTIONS LIMITED
https://spencer-movie.com