オードリー・ヘプバーンが見つめるポスタービジュアル解禁!
- オードリー・ヘプバーン , リチャード・ドレイファス , ピーター・ボクダノヴィッチ
- 2022年02月11日
ファッションアイコンであり、永遠の妖精と呼ばれ、美の概念を変えた革新的なスターとして名声を得たオードリー・ヘプバーン。世界中から「愛された」彼女はしかし、実生活では愛される喜びを得られなかったものの、生涯をかけて「愛すること」を信じ、与えることを貫いた──。
名声に隠されたオードリーの本当の姿を捉え、彼女が今なお我々の中で生き続けるわけを解き明かす長編ドキュメンタリー映画「オードリー・ヘプバーン」が5月6日(金)より劇場公開される。
一人の女性としてのオードリーを描く
今なおその独自の流儀やライフスタイルは人々にインスピレーションを与え、時代を超えて愛される永遠の妖精オードリー・ヘプバーン。一世代に一人といわれた圧倒的な美貌を持ち、ハリウッド黄金期の伝説的スターと称された彼女が歩んできた、知られざる人生とは?
幼少期に経験した父親の裏切り、ナチス占領下のオランダという過酷な生育環境が植えつけたトラウマ、奪われたバレエダンサーへの夢、幾度の離婚……。貴重なアーカイブ映像と近親者インタビューで、これまで隠されてきたオードリーの一人の女性としての姿が描き出されていく。
さらに、育児のために女優業を休業するなど、子供たちへ深い愛情を注いでいたオードリー。晩年はユニセフ国際親善大使となり、慈善活動を通して大勢の人たちに癒しと救済をもたらした。本作では、リチャード・ドレイファスやピーター・ボクダノヴィッチ監督ら俳優時代の仲間、そして息子や孫、家族ぐるみの友人など、オードリーのプライベートを知る面々の声をふんだんに盛り込み、愛情と寛容の証として存在する、極めて特別なひとりの女性の姿を、鮮やかにスクリーンに甦らせている。
印象的なポスターと息子のコメントが到着
このたびポスタービジュアルが解禁。力強い眼差しのオードリーをアップで捉え、真っ白な背景に真っ赤なリップとタイトルが映えるデザインに仕上がった。
さらにオードリーと最初の夫であるメル・ファーラーとの息子、ショーン・ヘプバーン・ファーラー氏から、公開を祝したコメントが到着。
「私が多くの人に紹介したいのは一人の女性としてのオードリーの姿です。みんなと同じように不安や疑心を持っている生身の人間としての姿です。オードリーは自分のことを美しい人や特別な人というふうに見たことはありません。だからこそ彼女は人一倍努力をし、いつでもプロフェッショナルであり、みんなに優しい人でした」
「この素晴らしい作品はドキュメンタリー以上にオードリーの真実に迫り、伝記以上にオードリーの生涯を綴る、信念と愛情と思いやりの話です。彼女が目一杯生きた人生の話なのです」
と長文で綴ったその文面から、母への尊敬と愛情が感じられる。
ショーン・ヘプバーン・ファーラーのコメント全文
2019年5月に私の母、オードリー・ヘプバーンは90歳の誕生日を迎えるはずでした。このアニバーサリーのタイミングで私は「アイコン」「銀幕のスター」「伝説」という切り口でオードリーの核となる部分を描くプロジェクトを立ち上げました。
私が伝えたいのは一人の女性としてのオードリーの姿です。みんなと同じように不安や疑心を持っている生身の人間としての姿です。オードリーは自分のことを美しい人や特別な人という風に思ったことはありませんでした。だからこそ、彼女は常に努力をし、いつでもプロフェッショナルであり、誰に対しても優しい人でした。
最初のプロジェクトはオードリーの展覧会「Intimate Audrey」(2019年ヨーロッパで開催)でした。私たちはこの展覧会を彼女の考えや哲学を中心に構成し、オードリーを一人の人間として見せました。さらに展覧会カタログの代わりとなるような本として、オードリーの人生を綴った絵本「リトル・オードリーのデイドリーム(原題:Little Audrey’s Daydream)」を制作しました。この本は現在英語版が世界各国で出版されていて、日本語版はあかし出版から出ています。
もう一つのプロジェクトはドキュメンタリー映画「オードリー・ヘプバーン」です。プロデューサーのニック・タウシグとこの件について話し合ってすぐに、私たちが描きたいオードリーの物語がピタリと一致しました。この作品はオードリーをよく知る人たちが語る、一人の女性の人生の真実です。
一人の女性としての彼女の本当の姿を知る人や、彼女の人生の酸いも甘いも両方知る人。
ニックが本作の海外セールスに辺り良いパートナーを探していると聞いた時、日本のパートナーとして東北新社に連絡しました。彼らとは50年間、私たちのエージェントとして関係を築いてきました。彼らに本作を託すということは、家族にバトンを渡すような感覚でした。
私は様々なところで「なぜ、オードリーは今でも世界中で愛されているのか」という質問を受けます。これについて私もずっと考えていました。そしてたどり着いた答えは、私たちがオードリーを「自分たちと同じ一人の人間」として身近に感じてられるから。数多くのハリウッドスターとオードリーが違うのは、彼女は身一つで海を越え、シンプルな黒のドレスだけでこの世界へ飛び出してきたことです。だからこそ、私たちはオードリーを応援したくなるのです。
この作品を通して、皆さんが出会い、知っていく女性はこのような人物なのです。
この素晴らしい作品はドキュメンタリー以上にオードリーの真実に迫り、伝記以上にオードリーの生涯を綴る、信念と愛情と思いやりの物話です。彼女がめいいっぱい生きた人生の物話なのです。
この作品はオードリー・ヘプバーンを語る上で欠かせない新たな「クラシック」になるでしょう。優しさと愛情はなによりも勝るという安心感を求めたい時、人々は雨が降る日曜の午後にふとオードリーの作品を観返すのと同じように、きっとこの作品を何度も観たくなることでしょう。
「オードリー・ヘプバーン」
監督:ヘレナ・コーン
出演:オードリー・ヘプバーン、ショーン・ヘプバーン・ファーラー(オードリーの長男)、エマ・キャスリーン・ヘプバーン・ファーラー(オードリーの孫)、クレア・ワイト・ケラー(ジバンシィの元アーティスティックディレクター)、ピーター・ボクダノヴィッチ、リチャード・ドレイファス
振付:ウェイン・マクレガー
バレエダンサー:アレッサンドラ・フェリ、フランチェスカ・ヘイワード、キーラ・ムーア
100分/2020年/イギリス/5.1ch/ビスタ
字幕翻訳:佐藤恵子
原題:“Audrey”
配給:STAR CHANNEL MOVIES
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