坂本龍一、西島秀俊からのコメント到着。アピチャッポン監督最新作「MEMORIA メモリア」
- アピチャッポン・ウィーラセタクン , MEMORIA メモリア
- 2022年02月24日
アピチャッポン・ウィーラセタクン監督の新作「MEMORIA メモリア」が、3月4日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開。
アピチャッポン作品のカンヌ国際映画祭4度目の栄冠となる審査員賞受賞をはじめ、アカデミー賞国際長編映画賞コロンビア代表選出、2021年カイエ・デュ・シネマのベスト3入り、全米映画批評家協会賞の撮影賞ノミネートなどを果たし、注目を浴びている本作。タイを飛び出した監督が、南米コロンビアを舞台に、自身が経験した「頭内爆発音症候群」に着想を得た記憶の旅路を描き出す。
「記憶と音の映画」「静寂、そして神聖さ」
このたび新場面写真が到着。主人公ジェシカ(ティルダ・スウィントン)が音響技師エルナン(フアン・パブロ・ウレゴ)の側でヘッドフォンに聞き入るシーン、自分にしか聞こえない【音】を聞いているかのようなシーン、義弟のフアン(ダニエル・ヒメネス・カチョ)とボゴタのカフェで談笑するシーン、山間部の町ピハオの川沿いでたたずむシーンが解禁。いずれも日常の場面ながら、静かな緊張に満ちている。
さらに映画をいち早く鑑賞した音楽家の坂本龍一よりコメントが到着。俳優の西島秀俊が2021年東京国際映画祭でアピチャッポン監督と対談した際のコメントと併せて紹介する(五十音順、敬称略)。
ある場所が過去を記憶しているとして、ある人にはそれが音として聞こえる。記憶と音の映画。
坂本龍一(音楽家)
耳鳴りがしそうなくらいの静寂、そして神聖さ。
記憶、夢というテーマはそのままに、アピチャッポン監督が新たな次元に進んだと感じました。
(東京国際映画祭 アジア交流ラウンジでのアピチャッポン監督との対談より)
西島秀俊(俳優)
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©Kick the Machine Films, Burning, Anna Sanders Films, Match Factory Productions, ZDF/Arte and Piano, 2021.