「ラスト・オブ・モヒカン」のストーリー

1757年、独立前夜のアメリカ東部。コーラ(マデリーン・ストウ)は妹アリス(ジョディ・メイ)と共に、英軍を率いる父、マンロー大佐(モーリス・ローヴス)に会うため、植民地争いの最前線へと向かっていた。護衛隊を指揮するヘイワード少佐(スティーヴン・ワディンソン)に求婚されていたが、答えを出せずにいる。突然仏軍側のインディアン、マンロー大佐の軍に妻子を殺されたマグア(ウェス・ステューディ)率いるヒューロン族が一行を襲った。コーラに銃口が向けられた時、モヒカン族の酋長チンガチェック(ラッセル・ミーンズ)と2人の息子、ウンカス(エリック・シュウェイグ)とホークアイ(ダニエル・デイ=ルイス)が現れ彼女を救った。ホークアイは、イギリス人開拓者の孤児だった。彼らは大佐の待つ砦に一行を案内する。コーラとホークアイは愛し合うようになっていた。だが、嫉妬にかられたヘイワードがホークアイを反逆罪で捕え、牢に入れてしまう。仏軍の猛攻の前に、やむなく降伏したマンロー大佐らは砦を出るが、そこへまたヒューロン族が襲いかかった。混乱の中コーラを救うホークアイ。酋長とウンカスも駆け付けアリスを救い出すが、大佐は命を落とす。逃避行の中で、ウンカスとアリスの間にも愛が芽生えていた。一行は激流を下るが、ホークアイは、コーラにヘイワードと共に別行動をすすめ、説き伏せると、目もくらむ高さの滝を飛び降りていった。しかしコーラとアリスはヒューロン族に捕らえられてしまう。ホークアイはヘイワードを通訳にしてヒューロン族の酋長に2人を助けてほしいとかけ合うが、酋長は、コーラを火あぶりの刑にし、アリスはマグアと結婚させると宣言、コーラの身代りに自分を殺せというホークアイの言葉を、ヘイワードは、自分をと言い換え、コーラの代わりに処刑される。コーラとホークアイは釈放されるが、ウンカスが単身アリスを助けに乗り込み、殺される。アリスも投身自殺し、激怒したチンガチエックは、マグアに戦いを挑み、倒す。最後のモヒカン族、チンガチエックとホークアイ、そしてコーラは、ウンカスとアリスを弔うのだった。