「スネーキーモンキー 蛇拳」のストーリー

清朝末期の広東には、数多くの空手道場があった。中でも鷹爪派と蛇形派は古くからの宿敵同士。クンフーの王者たらんとする鷹爪派のシャンクァンは邪悪の志に燃え蛇形派の門弟を3千人余り殺していた。彼はこの地上にいる全ての蛇形派の使い手を殺してしまおうと考えていた。しかし、名手バイ・チャンテン(ユアン・シァオ・ティエン)が生き残っている限りそれは実現不可能に近かった。チェン・フー(ジャッキー・チェン)はフン・タイ道場のしがない門下生。みなし子で道場に拾われたのでそのまま住みついたのだった。鬼のようなリー師範にいじめられても、へこたれるようなデリケートな人間ではない。ある日、ひょんなことで殴られている白髪の老人を、通りかかったチェンが、なんとか助けた。助けてもらったお礼にと、その老人はクンフーにおける身のかわしを教えた。この白髪の老人こそ、蛇形派唯一の生き残り、バイ・チャオテンだったのだ。そして、バイ・チャオテンが鷹爪流の面々に手傷を負わされたところを再び通りかかったチェン・フーが救い、献身的に看護したことから、チェン・フーは、老人から蛇形派に伝わるという秘技を授かることになる。ただし、授けるにあたって3つの約束ごとがあった。老人を師匠と呼ばないこと、その技を乱用しないこと、パイ・チャンテンが危い時でも助太刀は無用だということの3つだ。こうして蛇形拳をマスターしたチェン・フーは、その頃、フン・タイの道場にのりこんできた、隣りのフン・ウェイ道場と闘うことになり、蛇形拳を使いみごとに勝った。しかし、その様子を物かげから見ていたシャンクァンは、チェン・フーの秘技が蛇形挙であることを見抜き、狙うバイ・チャンテンが近くにいるであろうことを悟った。バイ・チャオテンが留守にしている間に、さらに自分流の“蛇形猫爪くずし”をあみだしたチェン・フーは、鷹爪派の秘密兵器の宣教師、そしてシャンクァンなどを倒すのだった。

今日は映画何の日?

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