「灼熱の決闘」のストーリー

インドのある農村の百姓娘チャンドラレーカ(T・R・ラジクマリ)は、ある夜、美しい青年(M・K・ラダー)と会い、たちまち二人は恋におちた。しかしその青年が、地方の王候の世つぎの王子ヴェールシングであることは知らなかった。ヴェールシングの弟シャシャンクはひそかに父の領土を奪おうと狙い、謀叛を起して民衆を恐怖のどん底におとしいれた。その上彼はチャンドラレーカの両親を殺し、彼女を我がものにしようとしたが、からくも彼女は逃れた。シャシャンクを捕えようとしたヴェールシングは逆に捕えられたが、チャンドラレーカと彼女の働くサーカス団の手引きで逃れた。シャシャンクの部下は二人を追って、チャンドラレーカだけを捕えた。ひそかに機をうかがっていたヴェールシングは、王宮で太鼓踊りの催しがあったときに乗じてシャシャンクを倒し、チャンドラレーカと結婚した。