「殴り込み愚連隊」のストーリー

大都会ロンドンに一つの黒い影がおおっていた。ギャング団が統合して恐喝し始めたからだ。名士で通っているウォルド・ザーニコフ(ハーバート・ロム)はファウルチャー(アルフレッド・マークス)を統合支配人にした。彼は青年パディ・ダミオン(ショーン・コネリー)を使い恐喝し金をためて行った。パディにはサディという恋人がいたが、美しい歌手アーニャ(イヴォンヌ・ロメイン)に傾く。アーニャはザーニコフの情婦だ。ボスの一人アルフ・ピーターズは暴力恐喝を始め、ザーニコフに消された。パディは復讐を決意するが、セヤーズ警部に逮捕される。が、脱走してアーニャが彼を密告したことを知る。しかも彼女がザーニコフの情婦と知り、パディはザーニコフ事務所へ入る。そしてファウルチャーと殴り合う。はずみでファウルチャーは飾りの槍で死ぬ。そこへセヤーズ警部らが来る。ザーニコフは全責任を死んだファウルチャーに着せようとする。が、パディは言った。「彼がボスだ、法廷で一切を証言しよう……」。