「間違いだらけの恋愛講座」のストーリー

この映画の語り部でもある“男”(イザアック・ドゥ・バンコレ)はモントリオールに住む作家志望の黒人青年。れっきとした女子大生の恋人《ミス文学》(ロベルタ・ビゾー)がいるにもかかわらず、様々な女性をハントして関係を結びながら、ルームメイトのブーバ(マカ・コットー)らと気ままな生活を送っている。しかし、ふとしたきっかけから彼らが麻薬の売人から追いまわされる破目になって、自由な日々にも転機が訪れる。ブーバの恋人が襲われ、そして“男”も処女小説を完成した夜に、売人たちによってアパートに放火されてしまう。あわてた“男”は、原稿を取りに火の中に飛び込み、何とか無事に取ることができた。そして男は回想する。「今までたくさんの女性と知りあったが、みんないい女だった」と。