「ミスター・デザイナー」のストーリー

1908年、プラトン(ヴィクトル・アヴィーロフ)は宝石商から等身大の蝋人形の製作を依頼され、貧しい病気の娘アンナ(アンナ・デミヤネンコ)をモデルにして作った。十四年後、実業家グリリオ(ミハイル・コザコフ)に新居の装飾を頼まれたプラトンは、夫人のマリア(アンナ・デミヤネンコ)がアンナにそっくりなことに気づく。彼女がかつて自分が作った蝋人形であることを確信し、不吉なものを感じた。やがてグリリオを死に、プラトンにも死の影が忍び寄って来る。