「禁断のつぼみ」のストーリー
パリに在住するアメリカ人の脚本家、ダン・ギリス(ジェフ・ゴールドブラム)はこのところスランプに陥っている。担当した映画はオクラ入り、その上ダンのエージェント、マリリン(ミランダ・リチャードソン)との浮気がばれて妻は家出。精神的な打撃から立ち直れないまま息子と暮らしていた。そんなある日、ダンはマリリンに紹介されたプロデューサー、ルグラン(ダニエル・チェカルディ)から仕事の依頼を受ける。それはまるで少年のようなイギリス人監督のマルコム(デクスター・フレッチャー)を起用した作品だった。初めは乗り気ではなかったダンはマルコムの妹で彼の映画の主演を務めてきた、ジェニー(リザ・ウオーカー)に魅了され、脚本を書き上げていく。別れた妻のマリアンヌ(アネモーヌ)が再びダンと夜を共に過ごしに来てもジェーンのことが頭を離れなかった。数日後、ダンは書き上げた脚本をマルコムに見せ、全面的書き直しを要求され、再度手を引くことを考えるがジェニーの誘惑を拒むことができないまま次第に彼女の虜になっていく。映画の製作は遅々として進まず、中止の声さえ聞こえてきて、ダンは苛だち始める。そんなある日、マルコムのアパートを訪れたダンはマルコムとジェニーが同じベッドで過ごしているのを目撃し、その上彼女がルグランとも関係を交わしていたことも知る。困惑していたダンの目の前からジェニーは突如姿を消してしまう。その行方を探していくうちにダンはマルコム、ジェニー、そしてマリリンの3人が写っている写真を見つけ、数々の疑惑が彼の頭の中で一つに結びついていった。ダンはルグランの口からジェニーはすでにこの世にいないことを聞かされるが彼女の死体の行方を探し続ける。そして身元不明の死体を保存している場所でダンは水槽の中に浮かんでいるジェニーを目にし、発狂したかのように夜のパリの街に轟くような叫び声を上げる。時がたち、これまでのことを文字に綴っているダンをマリリンが訪れる。そして彼は彼女の愛を再び確認する。