「快速突破隊」のストーリー

クラッシュ・ドノヴァンのオートバイ曲乗りはなかなかの人気であった。交通警備隊員のアラバムはジョニイと隊長の娘ドリスを伴ってドノヴァンを見物に行き、アラバムの紹介で知り合った。ある日与太者の一団が暴れたときドノヴァンは傷ついたジョニイの代わりに働いて一網打尽にした。その痛快さが忘れられずドノヴァンは警備隊に志願入隊した。1つにはドリスに思いを寄せていたからである。けれども、ドリスはジョニイと相思の仲であった。ドノヴァンの胸中を知る由もないドリスは、自分がジョニイを愛していることを告げ、ジョニイを庇護してくれとドノヴァンに頼むのだった。あるとき、ドノヴァンとジョニイは大密輸団の隠れ家を突き止めたが、敵が多勢すぎるのでドノヴァンが応援を頼みに電話をしに行った間に、ジョニイは大密輸団に人質に捕らわれてしまった。それではジョニイとともに犠牲になるので、ドノヴァンは超人的冒険をもってジョニイを救い、賊を一挙に捕縛した。しかし手柄をたてたドノヴァンはその後再びサーカスに戻り、オートバイ曲乗りを始めた。