「エバー・アフター」のストーリー
16世紀、フランス。ダニエル(ドリュー・バリモア)は幼い頃に母を亡くし、父は男爵夫人ロドミラ(アンジェリカ・ヒューストン)と再婚したが急死。それ以来ダニエルは、父の財産をわがものにした陰険なロドミラと彼女の連れ子の姉妹マルガリート(ミーガン・ドッズ)とジャクリーヌ(メラニー・リンスキー)にメイドとしてこき使われる日々。ところがそんなある日、ダニエルはフランスの王子ヘンリー(ダグレイ・スコット)と出会う。名を聞かれたダニエルはとっさに亡き母の名であるニコール・ド・ランクレ伯爵夫人と名乗ってしまった。チャーミングなダニエルの魅力にたちまち恋に落ちたヘンリーはスペイン王女との政略結婚を望む父王フランシス(ティモシー・ウェスト)の反対を押しきり、舞踏会に彼女を招待。ダニエルは今の境遇を告白する機会を失った。花嫁発表の席に間に合ったダニエルだが、なんとそこでロドミラがダニエルがメイドであることを暴露してしまう。傷ついた王子は彼女から離れ、ダニエルはまたもとの生活に逆戻り、そのうえ厄介払いに商人ル・ビュー(リチャード・オブライエン)のもとへ売られてしまった。いっぽう、スペイン王女との結婚に臨もうとしていた王子は、婚礼の席で泣く王女を見て、自分が本当に愛しているのがダニエルだと気づく。王子は間一髪でダニエルを救い出した。かくして、王子はダニエルに彼女が舞踏会で落としていったガラスの靴を履かせてやり、ふたりは末長く幸せに暮らしたのだった。