「コラテラル・ダメージ」のストーリー
ロサンゼルス。消防隊長のゴーディー(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、高層ビルのカフェで妻と幼い息子と待ち合わせをしていたが、目の前で突然爆発事故が起こり、愛するふたりを失ってしまう。爆発直前に、爆弾を仕掛けたコロンビアのテロリスト“ウルフ”(クリフ・カーティス)を目撃していたゴーディーは、悲しみのどん底にありながらも彼が捕らえられると信じていた。しかし、CIAやFBIは何週間経っても捜査を進めようとせず、彼の苛立ちは増していく。やがて妻子の死が、国にとっての“コラテラル・ダメージ(目的の為の犠牲)”なのではないかと疑いはじめたゴーディーは、自らの手で犯人を捕まえると決意。単身コロンビアに乗り込む。ゲリラ内戦に巻き込まれたゴーディーは小さな村に逃げ込み、そこに暮らす若き女性セリーナ(フランチェスカ・ネリー)と、その息子マウロに出会う。亡くした妻子を思い起したゴーディーは、彼らを手助けしながらウルフを追い続ける。しかし、セリーナはウルフの妻であった。彼女は、ゴーディーに協力するといって、次のテロの標的がワシントンであるという情報を提供するが、ワシントンに着くと自ら爆弾を発火させた。ゴーディーはセリーナ&ウルフと対決し、彼らを打ちのめすと、残されたマウロを抱いて立ち去るのだった。